「Sun Server X4」は、クラスタ環境のデータベース、仮想環境のアプリケーションの実行に適したシステムだという。前世代の「Sun Server」と比較して、プロセッサ・コア数とスレッド数が増加したことで、処理能力を35パーセント向上しているという。
また、電力効率の高い低電圧DRAMメモリを最大512GB搭載可能なため、節電とパフォーマンスの向上を両立することができるとしている。
「Sun Server X4」は、オラクルのエンジニアド・システムだけでなく、単体システムにおいてもオラクル・ソフトウェアの基盤として稼働するように設計されているという。
発表によると、「Sun Server X4」の主な特徴は次のとおり。
・オラクルのx86サーバーと「SPARC」サーバーに事前にインストールされている管理ツール「Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)」は、ローカルおよびリモートで包括的な電源管理、監視、障害検知および通知機能を提供。
・保守ツール「Oracle System Assistant」の指示に従って、オラクル認定のハードウェア・ドライバを使用したサーバーの迅速な導入やファームウェアの更新、ハードウェアの設定、オペレーティング・システムのインストールが可能。
・オラクルが開発した冷却システム「Oracle Advanced System Cooling」を搭載し、リモート温度センサーを利用してファンの速度を制御しながら空気の流れを最適化することで、電力効率を高めてコストを低減。
今回発表された「Sun Server X4」の3機種は次のとおり。
◎「Sun Server X4-2」
・プロセッサ:インテルXeon プロセッサ E5-2600 v2 製品ファミリ最大2個、最大24コア搭載
・最大メモリ:512GBのDDR3 DIMMメモリ搭載
・最大ストレージ容量:9.6TBのディスクまたは3.2TBのフラッシュ
・最小構成価格:492,499円(税抜き)
◎「Sun Server X4-2L」
・プロセッサ:インテルXeon プロセッサ E5-2600 v2 製品ファミリ最大2個、最大24コア搭載
・最大メモリ:512GBのDDR3 DIMMメモリ搭載
・最大ストレージ容量:50.4TBのディスクまたは10.4TBのフラッシュ
・最小構成価格:594,889円(税抜き)
◎「Sun Blade X4-2B」サーバー・モジュール
・プロセッサ:インテルXeon プロセッサ E5-2600 v2 製品ファミリ最大2個、最大24コア搭載
・最大メモリ:768GBのDDR3 DIMMメモリ搭載
・最大ストレージ容量:4.8TBのディスクまたは1.6TBのフラッシュ
・最小構成価格:429,023円(税抜き)
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