サイボウズと日本マイクロソフトは共同で検証を行い、「cybozu.com」と「Office365」がAzure Active Directoryの機能を活用することで、SAML 2.0による認証連携を正常に行えることを確認したという。
SAML 2.0による認証連携によって、一度Azure Active Directoryにログインすることで、「cybozu.com」と「Office 365」のシングルサインオンが可能になるという。さらに、Azure Active Directoryに対応した他のクラウドサービスとのシングルサインオンも合わせて可能になるとしている。
サイボウズが提供するクラウドサービス基盤である「cybozu.com」上で提供する「Office on cybozu.com」「Garoon on cybozu.com」「kintone」は、グループスケジュール、ワークフロー、掲示板、業務Webデータベースを中心とするグループウェア製品としてクラウド市場においても広く利用されているという。
また、日本マイクロソフトが提供する「Office365」は、ストレージ機能、文書管理機能を提供する「SharePoint Online」、電子メール サービス、予定表を提供する「Exchange Online」や、チャット、オンライン会議などコミュニケーションの効率を上げる「Lync Online」といった機能を有しているという。
今回の連携により、両サービスを組み合わせて使いたいというニーズに応えることができるとしている。
SAML(Security Assertion Markup Language)は、ユーザーの認証情報を記述するXML仕様のマークアップ言語で、これによりサービス間で認証情報を交換することで、シングルサインオンが可能になる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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