「UNIVERGE PFシリーズ」は、SDNを実現する技術OpenFlowに対応した世界初の製品として、2011年3月に発売以来、多くの商用稼働実績を持つ「NEC SDN Solutions」の中核製品として位置づけられているという。
今回発表されたのは次の3製品(価格は税別、月日は出荷開始日)。
・「UNIVERGE PF6800 ベーシック」:ProgrammableFlow Controller(3,000,000円、2014年1月20日)
・「UNIVERGE PF6800 Unified Network Coordinator」:複数のコントローラを統合管理するソフトウェア(5,000,000円、2014年1月27日)
・「UNIVERGE PF5220F-20S2XW」:ProgrammableFlow Switch(2,410,000円~、2014年1月7日)
「UNIVERGE PF6800 ベーシック」は、機能をオプション化することで初期導入コストの低減を実現したという。
また、複数拠点にあるPFCをまたがる仮想ネットワーク(Virtual Tenant Network:VTN)を統合して管理できるソフトウェア「UNIVERGE PF6800 Unified Network Coordinator」や、ビル内のフロア間接続に使用するのに最適なギガビットの光インタフェースを24ポート持ったPFS「UNIVERGE PF5220F-20S2XW」も、「UNIVERGE PFシリーズ」のラインアップとして追加したという。
発表によると、新製品の特徴は次のとおり。
1. スモールスタートが可能な「UNIVERGE PF6800 ベーシック」
従来のPFC「UNIVERGE PF6800」の各種機能をオプションライセンス化し、必要な機能を選択するモデルにしたことで低価格を実現。また、必要に応じて後から機能を追加可能で、初期導入コストを抑えたスモールスタートが可能。
2. 複数コントローラを統合管理する「UNIVERGE PF6800 Unified Network Coordinator」
異なるPFCで管理しているVTNの一元管理や、異なるPFCにまたがるVTNを設定することが可能。これにより、より大規模なデータセンター・ネットワークや、複数拠点にまたがるネットワークを統合管理する場合などに適用領域を拡大。
3. フロア間の光回線集約に最適な「UNIVERGE PF5220F-20S2XW」
ギガビットの光インタフェースを24ポート搭載し、従来、ビル内でフロア間をまたがって接続する場合に必要であったメディアコンバータが不要で、コストや設置スペースの削減が可能。エッジスイッチとして中規模の企業ネットワークへの導入も容易。