Bashoの「Riak」は、分散KVS(Key-Value Store)で、複数のサーバーにデータを分散することにより、高い可用性を実現するように設計されているという。
また、「Riak」は、マスターレス構成のため単一障害点(SPOF)を持たないという。データやアクセスの増大に対しては、サーバーを追加することで対応するスケールアウト型の拡張性を備えているとしているとしている。
RDBからNoSQLデータベースの「Riak」へのデータ移行は、個別のAPI開発をはじめとする移行にまつわる負荷やリスクが伴うが、TalendとBashoの協業により、Talendの統合ツールを使うことで、容易に確実に行うことが可能になるとしている。
また、「Riak」は、センサーデータやRFIDネットワークのデータストア、ソーシャルデータのデータストアなどにも適しており、TalendのツールによりRFIDやSNSからデータを収集、クレンジングして「Riak」にストアし、Talendのツールを介してBIツールで分析するなど、ビッグデータを活用するための一連の仕組みが構築可能になるという。
さらに、ビッグデータ解析のためにHadoopのようなテクノロジーとともに「Riak」を利用することも容易になるという。
Basho「Riak」の特徴は次のとおり。
・Amazon DynamoがルーツのNoSQL KVS
・高可用性を実現する分散アーキテクチャ
・単一障害点(SPOF)のないマスターレスクラスター
・サーバーの追加で性能、容量向上を図るスケールアウト拡張
・運用者の負荷を下げる運用の容易性
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