新製品は、企業や公共団体の重要性の高い情報システムにおいて、ビッグデータの活用などを背景に、増え続ける大容量データの継続的な保管に適しているという。
今回発売されたのは、次の3製品(名称、税別価格、主な構成)。いずれも、6月30日出荷開始予定。
・「iStorage HS6 ベースノード」/530万円~/ハイブリッドノード(容量48TB)×1、基本制御ソフトウェア
・「iStorage HS6 増設用ハイブリッドノード」/530万円~/ハイブリッドノード(容量48TB)×1、基本制御ソフトウェア
・「iStorage HS6 増設用ストレージノード」/350万円~/ストレージノード(容量48TB)×1、基本制御ソフトウェア
新製品の主な特徴は次のとおり。
1. スケールアウト技術により柔軟な拡張性と安全な長期保管を実現
「iStorage HS6」は、スケールアウト技術により、最小48TBから最大7.9PBまで容易に増設が可能なストレージ。ノード数に応じて性能と容量を拡張させるハイブリッドノードと、ノード数に応じて容量を拡張させるストレージノードの2種類のノードがあり、ベースノードに増設用ハイブリッドノードや増設用ストレージノードを追加することで、システム規模や要件に応じて、容量や性能を拡張可能。
2. 暗号化機能や改ざん防止機能、複数書き込みによりデータを保護
従来ストレージのRAID方式を超える分散冗長配置技術により、複数ノードを跨るHDDへの書き込みが可能。これにより、万が一ノード本体のハードが故障した場合でもデータが消失することなく、継続的にデータの利用が可能。
3. 大量の画像データを高速・高効率に圧縮
大量の画像保存に適した独自の画像圧縮エンジン「StarPixel」を搭載。このエンジンは、世界最高水準の画像圧縮規格「JPEG2000」と同等の圧縮率(典型的な写真画像で約50%)と高速な圧縮・復元処理を実現するもので、格納する画像を劣化なく高速に圧縮し、ストレージの利用効率を向上。
なお、NECは「iStorage HS6」を企業のプライベートクラウド基盤やデータセンタ基盤のストレージとしても拡販していく予定だという。
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