「HP Integrity NonStopサーバー」は、RDBMSなどのソースからデータをターゲットDBにロードするETLや業界標準のJDBC/ODBCを用いた外部データ連携だけでなく、さまざまなデータベース(DBMS、DWH)とのリアルタイムデータ複製・連携を実現する高信頼、ミッションクリティカル環境を提供してきたという。
今回のソリューション強化により、基幹業務に活用されるデータを細大漏らさず収集する無停止型のシステムの特徴を活かし、データのフィルタリングと高度な構造化までを「HP NonStop OS」と「HP NonStop SQL」上で実現し、そのデータに対してリアルタイムなアクセス・分析を支援するソフトウェア「WebAction」との組み合わせにより、適切な事業行動につなげる有益な情報をユーザーに提供するという。
さらに、「HP Vertica」などの高速DWHとのリアルタイムデータ連携を実現する「Attunity」のサポートも開始し、多様なシステム要求にも応えるとしている。 このリアルタイム複合イベント処理に対応した「HP Integrity NonStop」ソリューションは、現在の業務トランザクションをよりリアルタイムに制御・管理することを可能にするという。
例えば、与信データと位置情報を元にした不正検知や、購買履歴を元にした値引き率のコントロールなど、よりリアルタイムな判断を実現することにより、ビジネス機会の獲得や、リスクの低減に寄与するとしている。
今回、発表した新製品「NS2300」「NS2400」は、「HP Integrity NonStopサーバー」のエントリーモデルとして位置づけられる。
これにより、ビックデータ時代のシステム基盤に最適な、高性能・大容量メモリを備えたサーバーソリューションのラインアップを拡充し、幅広いニーズに対応するという。
2モデルに搭載されるプロセッサーは、いずれもインテル Itanium 9500シリーズで、「NS2300」はシングルコア動作、「NS2400」はデュアルコア動作をベースとし、最大4プロセッサー、192GBメモリまで拡張可能。現行モデルと比較して、1.5倍のメモリ搭載容量を実現することで、これまで以上に高信頼・高速なトランザクション処理環境を提供するという。
さらに、ソフトウェア環境や無停止アーキテクチャーは、上位モデルを継承しており、ミッションクリティカルデータのリアルタイム分析基盤として、高い信頼性と可用性を提供するとしている。
新モデルの製品名と希望小売価格(税抜)は次のとおり。
・HP Integrity NonStop NS2300 サーバー:1,110万円~
・HP Integrity NonStop NS2400 サーバー:1,937万円~
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