日揮情報システムは、工事進行基準に対応したプロジェクト管理ソリューション「J+Project 会計」を開発・発売すると発表した。プロジェクトのQCD管理を完全サポートし、WBSベースの管理とプロジェクト会計と財務会計のシームレスな連携を実現する。
大規模プラント建設の分野におけるプロジェクトマネジメントに実績がある日揮が適用していた工事進行基準のルールを、日揮情報システムでは20数年前より導入。そのノウハウをSI業界に転用し、進化させてきた。「J+Project 会計」は、両社のコラボレーションによって生み出されたプロジェクトマネジメント製品となっている。
主な機能は以下の通り。
- 案件・プロジェクト管理
まだ契約していない段階でも、プロジェクトを案件として登録を行うことが可能。また、プロジェクトの親子管理、仕様変更・追加管理を行うことが可能。
- 実行予算管理
WBS単位で予算を作成・改版することができ、第三者チェック・承認もワークフローで処理される。コンティンジェンシーもきめ細かく管理することができ、EVMレポートも出力される。
- 作業工数入力
プロジェクトメンバーは、WBS、WP 単位で作業工数を入力することができる。また、誤入力の場合は、工数実績の変更登録をすることが可能。
- 原価実績管理
作業工数と標準MH単価から労務費配賦の仕訳を作成する。外部委託費用については、発注実績、検収実績を取り込み、出来高を管理することができる。また、会計システムより経費実績を連携・取得する。
- 売上計算
SI業に適用されるひととおりの売上基準に対応。工事進行基準売上については、出来高法・原価比例法の両方をサポートし、売上シミュレーション機能も装備。
- 部門採算管理
実行予算や売上計算のデータを利用し、部門長は、部門収益管理、部門稼働管理を行うことが可能。
【関連リンク】
・J+Project 会計