BRMSは、ビジネスルールとプログラムを分けて管理することにより、従来型の開発では困難だった、後工程での仕様変更、きめ細かい要件への柔軟な対応、迅速かつ容易なシステム改修を実現するという。
そのため、与信や保険加入審査が必要な金融業界、料金プラン変更が多い通信業界など、ビジネスルールが頻繁に追加、変更になる場合に大きな効果を発揮するものとして注目されている。
「Progress Corticon」は、コーディングレスでビジネスルールの追加・変更を迅速にシステムに展開できるだけでなく、Progress Software社の独自アルゴリズムにより、ルール数やデータ処理の複雑さが増しても高パフォーマンスを実現するとしている。
新バージョン5.3では、利便性、保守性、テスト機能が大幅に向上したことに加え、サポートするプラットフォームの拡大などが図られている。
「Progress Corticon 5.3」で拡張された主な機能は次のとおり。
・利便性の向上
稼働環境がEclipseプラットフォームに変更されたことにより、ソースのバージョン管理などEclipseプラグインを利用した機能拡張が可能に。また、Excelなど外部ツールで作成したルール定義等を「Corticon Studio」に取り込むためのAPIを公開、APIを利用して各社の仕様にあわせたEclipseプラグイン化が可能に。
・保守性の向上
これまで複数の画面で設定可能だったルールを1つの登録画面に一元化し、登録情報の不整合を排除したり、登録したルールを再利用できるように部品化し、ルールフロー画面で自由に組み合わせ可能にすることで保守性も大幅に向上。
・テスト機能の向上
想定される結果と実際のテスト結果を比較表示できる機能が搭載され、人手によるチェックを排除可能なことに加え、想定した結果にならない場合はどのルールが原因になるのかを容易に把握可能に。
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