トレンドマイクロは20日、同社が運用する日本国内専門のウィルス解析&サポートセンターである「リージョナルトレンドラボ」と提携して、企業内の潜在的な脅威を可視化し、未知の不正プログラムを自動処理を行なう新ソリューション「Trend Micro Threat Management Solution」を発表した。
同ソリューションは、ネットワークの常時監視と挙動解析によって、潜在的な不正プログラムを可視化する「Trend Micro Threat Discovery Suite」と、感染活動の追跡調査による原因分析や、パターンファイル未対応の新種不正プログラムを含めた復旧処理を行なう「Trend Micro Threat Mitigation Suite」の2つのスイートサービスで構成される。監視状況や処理結果は、リージョナルトレンドラボのエンジニアがレポートで報告する仕組みだ。
企業におけるウイルス対策製品の導入率は進む一方で、その対策の困難さから潜在的な不正プログラムによる感染は依然として後を絶たない。同ソリューションは、外部からの脅威対策に加え、社内に潜在している脅威への対策や、感染源特定のための手段を提供することによって、企業ネットワークの安全性向上に貢献するとしている。