みずほ銀行では、銀行業務だけでなく信託や証券などの業務を一元的に支える共通ITプラットフォームの構築によるワン・ストップサービス実現を推進しているという。最新の「IBM z Systems」のプライベート・クラウド基盤上にアプリケーションを統合・集約を進め、運用負荷を軽減することで、約2割のコスト削減とともに、顧客サービスのさらなる拡充を見込んでいる。新システムは2016年後半の稼働開始を予定している。
また、複雑なデータ基盤におけるさまざまなワークロードを効率的に処理するため、「IBM DS8870」ストレージを採用し、メインフレーム上での分析の高速化によりデータのさらなる活用を支援しているという。
「IBM z13」は、モバイルをはじめとするデジタル・テクノロジーの進歩に対応し、高度なセキュリティが求められる業務において、1日25億トランザクションを処理する能力を有する初めてのシステムで、3月から出荷を開始している。
みずほ銀行は、「IBM z Systems」の活用により、24時間365日無停止の堅牢性とITコストの削減を両立。また、スマートフォンの普及による新たな取引チャネルへの柔軟な対応を強化し、将来的には取引の動向をリアルタイムに分析し、さらなる利便性を提供する計画だという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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