積水化学グループは、住宅、環境・ライフライン、高機能プラスチックスの3カンパニー制を敷き、数多くの拠点とグループ会社を持ち、グローバルに事業展開している。
国内では、グループウェアやERPを自社開発し、情報共有を進めてきた同社は、海外では通貨や税制対応のためにERPパッケージを利用し、拠点ごとにさまざまな異なる製品を使用していた。
そこで同社は、海外連結会社の決算情報などをいち早く収集、共有させるため、海外支社の標準ERPとして、「Microsoft Dynamics AX 2012」を採択。アップグレード プロジェクトは、中国、台湾、シンガポール、タイ、インドネシアの15社を対象に、1年間という短期間で実施された。
積水化学グループへの「Microsoft Dynamics AX」導入による効果として次の点があげられている。
- 販社用と生産拠点用のデータベースを統合したことによって、1システムからすべてのデータの可視化ができた
- 製品やバージョンを統一することで、人材やノウハウを共有が可能になった
- 新規の拠点の立ち上げの場合でも、最短1か月でERPシステムを構築できるようになった
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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