マイナンバー制度開始に伴い、企業は、特定個人情報にあたるマイナンバーの適切な管理のために、「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン」に準拠した組織的安全管理措置、人的安全管理措置、物理的安全管理措置、技術的安全管理措置の4つの安全管理措置が義務付けられる。
企業は、業務フローの整備やシステム構築を2015年内に整備する必要があるものの、パイプドビッツが6月に開催したマイナンバーセミナーの事前アンケートでは、71%にのぼる企業が、社内体制の整備にあたっての課題を整理できていないことがわかったという。
そこでパイプドビッツは、「スパイラル」を基盤として、マイナンバー管理システムにだけでなく、社内の業務フローの整備から運用開始後の見守りまでワンストップで支援する「スパイラルマイナンバートータルソリューション」を提供することにしたとしている。
「スパイラルマイナンバートータルソリューション」の主な特徴は次のとおり。
(1) 社内の業務フロー構築からサポート:各社各様の業務や特性を踏まえて、ガイドラインに沿った運用フローの作成から取扱規程の策定、従業員研修までサポート。
(2) ガイドライン準拠のセキュリティ:マイナンバー管理システムの基盤となる「スパイラル」は、9年前から専門家によるWebアプリケーション診断を実施し、9回ともすべて最高ランクを取得。官公庁や自治体をはじめ、100以上の金融機関に導入しているプラットフォーム上に、ガイドラインに準拠してマイナンバー管理システムを構築。
(3) 現場に合わせたシステム構築:「スパイラル」は、PaaSならではの柔軟なカスタマイズ性があるため、マイナンバー管理システムは、登録項目や認証方法、オンライン上での収集方法など、現場にあわせた仕様設計から改修まで、短期間・低コストで実現。
(4) 今後の法改正にも対応:マイナンバーは今後、利用用途拡大が見込まれる。クラウド(PaaS)での提供となるマイナンバー管理システムは、法改正にも柔軟に対応可能。