SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Enterprise IT Women's Forum

2025年1月31日(金)17:00~20:30 ホテル雅叙園東京にて開催

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

2015年第2四半期国内サーバー市場は前年同期比26.4%増の1,204億円――IDCが発表

x86サーバーの出荷額は前年同期比で22.3%増加

 製品別では、x86サーバーの出荷額は前年同期比で22.3%増加し、出荷台数は同6.9%増加した。出荷額の増加要因には、前年同期の消費税増税に伴う需要低迷に対する反動による出荷台数の増加に加え、平均単価の上昇があった。

 x86サーバーの平均単価は、円安による部材コストの上昇を販売価格へ転嫁したことや、仮想化の導入によるオプションの増加によって上昇した。

 メインフレームでは大型機の出荷が好調で、前年同期比で大幅に出荷額が増加した。また、RISCサーバーではHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)専用機の大型案件が市場をけん引し、前年同期から大幅に出荷額が増加した。一方、IA64サーバー、ビジネスサーバーの製品分野では大幅に出荷額が減少した。

ベンダー別出荷額1位のNECはメインフレームで金融向けの大型案件

 ベンダー別出荷額では、NECが首位だった。メインフレームでは金融向けの大型案件により大幅なプラス成長となった。x86サーバーは2桁のプラス成長。

 2位は富士通。ビジネスサーバーを除くすべての製品分野で、出荷額が大幅なプラス成長だった。今期もRISCサーバーでHPC専用機の大型案件があった。

 3位はIBM。メインフレームの新機種の出荷が好調で、RISCサーバーも大幅なプラス成長となった。

 4位はHP。x86サーバーが大幅なプラス成長となった。5位は日立製作所で、x86サーバーとメインフレームが2桁のプラス成長。6位のデルは、前期に引き続きプラス成長を確保した。

x86サーバーの出荷台数はODM Directがけん引

 x86サーバー市場は、出荷額が775億円、出荷台数は12万3,000台だった。出荷台数は、前年同期比で5四半期ぶりにプラス成長を確保した。また、ユーザー企業が直接ODMメーカーからサーバーを調達するODM Directの出荷台数は、前年同期比で108%増加し、4四半期連続でx86サーバーの出荷台数の10%以上を占めた。

 一方で、ODM Directを除いたベンダーによるx86サーバーの総出荷台数は、前年同期とほぼ同じだった。

 IDC Japan サーバー マーケットアナリストの加藤慎也氏は、「今期の国内サーバー市場は、出荷額に加え、出荷台数も前年同期比で5四半期ぶりにプラス成長を確保した。しかし出荷台数は、主にクラウドサービスプロバイダーへ出荷されるODM Directがけん引しており、x86サーバー以外の出荷台数は減少している。出荷台数の減少は将来の更新需要減に直結するため、将来における出荷額の減少要因となる。そのため各サーバーベンダーは、直近の平均単価上昇による出荷額の増加に満足せず、クラウドサービスプロバイダー向けの出荷を増やしていくか、他の需要家へ向けた収益性の高い事業を確立していくか、判断すべきである」と述べている。

参考資料:2015年第2四半期 国内サーバー市場ベンダーシェア【出荷額】(作成:IDC Japan)  

 今回の発表について詳細は、IDCが発行した「 国内サーバー市場 2015年~2019年の予測:2015年第2四半期 」にまとめられている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/7233 2015/09/15 14:20

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング