ミドクラ、仮想ネットワークの可視化や故障対応ツールを強化した「MEM 5.0」をリリース　

　「ミドクラ・エンタープライズ・ミドネット（MEM）」は、オーバーレイ型ネットワーク仮想化ソフトウェア。「MEM 5.0」では、ネットワーク状況の分析やエンドツーエンドの状態把握を行う必要性からMEM Insightsが開発され、これにより、OpenStackネットワーキングの管理や運用、故障対応が簡易になるとしている。

　「MEM 5.0」の新機能は次のとおり。

　・MEM Insights：ネットワーク状況の分析やリアルタイムの可視化を含む、エンドツーエンドの運用ツールを提供。担当者は、仮想ネットワークの運用・保守に必要な詳細情報を視覚的に確認可能。

　・フローヒストリー：故障対応に必要な、物理と仮想環境を含めたパケットフローを、過去からさかのぼって検索可能。

　・トラフィック利用状況レポート：テナントごとのネットワーク利用状況について、指定した期間の履歴が確認可能。ネットワークの利用量に応じて課金するといったNetwork-as-a-Serviceの提供に活用できる。

　・トラフィックカウンター：リアルタイムでネットワークの使用帯域や負荷を確認でき、ネットワーク全体のパフォーマンスを維持し、問題にいち早く対応するために有用。

　・ポートミラーリング：ポート、ブリッジ、ルーターを含むあらゆる機器をミラーリングでき、ネットワークに起きるインシデントの素早い発見などに役立つ。