2015年上半期の国内ストレージソフトウェア市場におけるシェア第 1位はEMC(売上額シェア19.9%)、第2位はシマンテック(現ベリタステクノロジーズ)(同 12.6%)、第3位はIBM(同11.6%)となった。上位3社の顔ぶれは前年同期と変わっていないが、3社合計のシェアは上がっている。
IDC Japanエンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャーの鈴木康介氏は、「ストレージソフトウェア市場では、ストレージ運用の効率化ニーズが高まり、先進的な機能が普及しつつある状況にあるにもかかわらず、各ベンダーの売上増のペースにはばらつきがある。データ保護/リカバリーソフトウェアを中心にしたISV製品は依然として堅調な成長を続けているものの、ストレージシステムにバンドルされる管理系のソフトウェアに関しては、製品市場が成熟するにしたがって付加価値の訴求が難しくなってお り、売上に影響が出ている」と分析している。

今回の発表はIDCが発行したレポート「国内ストレージソフトウェア市場シェア、2015 年」にその詳細が報告されている。このレポートでは、ストレージソフトウェア市場を次の6分野に分類し、2015年上半期における主要ベンダーの売上額推定とビジネス分析を行っている。
- データ保護/リカ バリーソフトウェア
- ストレージレプリケーションソフトウェア
- アーカイビングソフトウェア
- ストレージ/デバ イス管理ソフトウェア
- ストレージインフラストラクチャソフトウェア
- Software-Defined Storageコントロールソフ トウェア
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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