クラウド・スコープ・テクノロジーズは、仮想化環境・ネットワーク監視・管理システム「MoonWalker」を販売してきたが、これまでの実績と経験を活かしながら、クラウド環境にも柔軟に対応し、処理能力を大幅に向上させた次世代システム「Monarch」をリリースしたという。
「Monarch」の特徴は次のとおり。
・ユーザインターフェース(UI)の利便性を向上:クラウド環境で機能するようになっており、いつでもどこからでもシステムを操作することが可能。また、特に確認したいデータを、自ら編集することが可能。
・Webシナリオ監視――eコマースビジネス対応:急増しているeコマースビジネスの要望に柔軟に対応する機能を強化。Webシステムの応答時間やサーバの状況等を要望に合った基準で監視できるような機能を追加。この機能を用いることにより、それぞれの事情に即したWeb監視が可能となり、eコマースビジネスの信頼性を高めることが可能。
・システム更新時間の短縮――信頼性の向上:最近では仮想化環境の導入が進み、監視・管理もサービスを提供する上で、重要な要素となっている。そこで、Monarchは単一システムで導入された場合においても、ソフトウェア更改などの際にシステム中断時間を数分以内にするような構成とした。また、データセンタ事業者のように、安全性が求められる場合にはMonarchを冗長構成で利用し、監視運用の中断時間をなくすような対応も可能。
・処理能力の向上:大手企業やデータセンタ事業者の要望に応えるために、処理能力を大幅に向上。従来のクラウド・スコープ・テクノロジーズの製品に比べ、2倍以上の監視対象を処理することが可能となった。これにより、大規模なサービスプラットフォームも1つのシステムで監視可能となり、運用者の利便性が向上。