SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Enterprise IT Women's Forum

2025年1月31日(金)17:00~20:30 ホテル雅叙園東京にて開催

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

金融機関のFinTech関連IT支出は2020年に318億円と2015年の約10倍へ――IDCが予測

2016年の第3のプラットフォーム市場の金融分野支出は前年比2桁の成長

 2016年は、大手金融機関に加えて地方銀行などでも第3のプラットフォームの積極的な採用が進んでいることから、国内第3のプラットフォーム市場の金融分野IT支出規模は8,852億円、前年比13.3%増と2桁の高い成長率を予測している。

 金融機関の多くでは、既にモビリティ(スマートフォン、タブレット)が営業店舗、または営業職員における業務支援用として導入が進んでいるが、クラウドの採用も幅広い業態で進展している。

 また、収益拡大を目的に、ビッグデータと認知(コグニティブ)システムの本格的な活用に向けて検証が開始されており、2020年まで第3のプラットフォーム市場の支出は堅調に拡大するとIDCでは予測している。

2020年に向けて「ブロックチェーン」のIT支出が拡大

 国内金融機関では、第3のプラットフォームと同様に「FinTech」(ITを活用した新しい金融関連サービス)によって、自行/自社サービスを強化する金融機関も増加している。現時点では、検証段階にとどまっている金融機関が多いものの、一部では「FinTechスタートアップ企業」などと連携して「FinTech」関連サービスを提供するケースも徐々に増えている。

 IDCでは、「個人資産管理」「金融情報/投資支援」「テレマティクス保険」「会計/経営情報」「ソーシャルレンディング/トランザクションレンディング/クラウドファンディング」「決済」「暗号通貨」「ブロックチェーン」の8サービス分野において、サービスを提供、活用するために「FinTechスタートアップ企業」など外部企業と連携、または自行/自社でシステム開発、運用するためのIT支出額を「『FinTech』関連IT支出規模」として推計した。

 この結果、国内金融機関における「FinTech」関連のIT支出規模は、2016年に56億円と予測している。また、2020年には318億円と2015年の約10倍の規模に拡大すると予測している。特に、2020年に向けて広範囲での業務システムでの活用が見込まれる「ブロックチェーン」のIT支出が拡大するとみている。

ITベンダーは第3のプラットフォーム、FinTech活用へ事業構想段階からの参画を

 国内金融機関では、収益拡大、コスト削減/業務効率化の観点から、第3のプラットフォーム/イノベーションアクセラレーター分野(IoT、3Dプリンティング、AR&VR、認知(コグニティブ)システム、ロボティクス、次世代セキュリティ)、並びに「FinTech」関連のIT支出も堅調な拡大を見込んでいる。

 しかし、導入の検討に際して、推進体制の整備の遅れなどの課題に直面する金融機関が多いとみている。IDC Japan ITスペンディング リサーチマネージャーの市村仁氏は、「ITサプライヤーは、今後も金融機関向けビジネスを拡大させるためには、事業構想段階からの参画、支援が重要になる」と分析している。

参考資料:国内金融機関「FinTech」関連IT支出額予測、2015年~2020年(作成:IDC Japan)  

 今回の発表は、IDCが発行したレポート「2016年 国内の金融分野における 第3のプラットフォーム需要動向調査」にその詳細が報告されている。このレポートでは、国内金融機関における第3のプラットフォーム支出額の2016年~2020年の予測、および国内金融機関の「FinTech」の取り組みを見ていくと同時に、「FinTech」関連の金融機関のIT支出額の予測も提供している。加えて先進的な金融機関のケーススタディも提供している。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/8272 2016/07/19 13:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング