「SIOS iQ」は、2015年7月のリリース当初から、システムに存在する全てのオブジェクトの振る舞いと関連性を分析・学習する機能を備えており、問題を検出した際、完全に自動で根本原因と影響範囲の分析を行うことが大きな特徴になっていた。
「SIOS iQ v3.8」では、1週間先までに発生する可能性のある性能問題を予測し、関連するオブジェクトの相関関係、曜日・時間帯などを、Performance Forecastingダッシュボード上で詳細にレポートする新機能を搭載。
これにより発生する問題が深刻化することを未然に防ぎ、より安定した仮想環境の運用に役立てることが可能になるという。この新機能に合わせて、ユーザーインタフェースも大幅に機能強化し、総合的な効率性レポートを生成する機能も同時にリリースした。
また「SIOS iQ v3.8」では、効率性分析の機能強化として過度にCPUやメモリが多く割り当てられすぎた仮想マシンを検出する新機能を搭載し、慢性的にCPUやメモリが不足している仮想マシンに余剰リソースを再配分するなど、CPUとメモリの利用効率を最大化することを可能にした。
併せて、vCenterから登録が削除され、管理対象外となってしまった仮想マシン・イメージを検出する新機能も追加された。この新機能とストレージの枯渇予測機能を併用することにより、ストレージの利用効率においても仮想環境全体の最適化を実現することが可能になった。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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