発表されたクラウド型管理プラットフォームと新たなアクセスポイント製品を組合せることにより、次世代のセキュアな無線LANソリューションとして業界最高レベルのWIPS(Wireless Intrusion Prevention System:ワイヤレス不正侵入検知・防御)テクノロジの提供が可能になるという。
さらに、このソリューションによるWi-Fiホットスポットを活用することで、利用者の動態調査や分析を行い、マーケティング活動に役立てることもできる。「WatchGuard Wi-Fi Cloud」により、無線LANサービスプロバイダは容易に無線LANサービスを多くの企業に提供することが可能となる。また、ネットワーク管理部門を持つ組織では、高速、安全、かつインテリジェントなWi-Fiアクセス環境を容易に素早く構築できるようになるとしている。
「WatchGuard Wi-Fi Cloud」により、高品質の無線パフォーマンスを提供するとともに、分散拠点を含め、すべての接続デバイスにわたり一貫したセキュリティポリシーを適用することができる。 今回発表したウォッチガードのクラウド対応の新アクセスポイント(AP120/AP320)には、特許技術である独自のWIPSテクノロジが採用されており、自動的に無線デバイスを承認済み、不正、あるいは外部デバイスに分類することが可能となり、誤検出率を最小化するという。
高度な不正アクセスの検知プロセスでは、安全かつ自動的に未承認のアクセスポイントやクライアントを遮断し、近隣の無線ネットワークに対する不法な干渉のリスクを排除することが可能となる。
また、ウォッチガードの提供するWIPS技術は、無線LAN経由での不正な無線デバイスやサイバー攻撃を自動的に検知し、無効化するだけでなく、次の特徴を備えている。
- BYOD(私的デバイスの利用)ポリシーの安全な実行:ネットワーク上のワイヤレス端末を自動認識し、許可されていない接続を防止。
- 正確なロケーショントラッキング:接続されているワイヤレス端末、またはワイヤレスインターフェィスの位置情報を正確に把握することにより、管理者は迅速な対応が可能。
- 柔軟な実装:あらゆるセキュリティニーズに対応することができる。既存の無線LAN環境上に、あるいは無線LANアクセスが禁止されている領域におけるスタンドアロン環境としても無線LAN環境を構築することができる。