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東芝ソリューション販売、統合基幹ソリューション「WorkVision」の販売を開始

 「WorkVision」は、従来のシステムの開発手法では見えにくいユーザーニーズを共有し、課題解決を図る方法論の1つであるUXデザイン手法を採用し、ユーザーからの多くの声を開発に取り込むことで、ユーザーの「変えたい」というニーズをICTワークスタイルでカタチにする「共創」型の統合基幹ソリューションだという。

 OSS(オープンソースソフトウエア)、HTML5、マイクロサービスなどの最新アーキテクチャをベースにすることで、適用の範囲を拡大しながらも柔軟性を確保し、部品化されたアーキテクチャの採用による「カスタマイズなし」での導入、各種クラウドサービスとの連携など企業の業務、規模に合わせて導入・運用を可能にしたという。

 さらに、ビジネスデータを数値化(KPI化)し、可視化できるダッシュボード機能の提供により、さまざまな角度からのデータ分析で「これから」の変化をより精緻に捉えることで経営判断を支援するとしている。

 また、情報システム部門の課題となる新システムへの移行時の負担や、操作性変更による全社的な業務効率低下の懸念も解消し、運用継承にも対応し、IBM社のエンタープライズ向けパブリッククラウド「IBM Bluemix Infrastructure」対応とすることで、システム保守コストの最適化を図り、事業戦略推進に向けたシステムへの投資を可能にしたという。

 統合基幹ソリューションの特徴は次のとおり。

 1. 適用範囲の広さと柔軟性

 データの一元管理、内部プロセスを改善するワークフロー整備、顧客サービスとのデータ連携など、経営戦略を支援。

 2. 部品化されたアーキテクチャ

 ユーザーインターフェース、業務ロジック、データベースアクセスの3つのレイヤーで構成し、それぞれを部品化した構造(マイクロサービス構造)。業種や部門で異なる業務プロセスには部品構成を変更することで、カスタマイズなしでの利用が可能。処理や部門ごとの導入など、スモールスタートが可能。

 3. 画面編集、項目辞書による作業効率の追求

 画面編集機能により、従来システムの画面とユーザーインターフェースを合わせることが可能。入力順など、従来と変わらない操作性を実現し、効率の良いシステム導入が期待できる。

 また、項目タイトルの変更が全ての画面・帳票に反映される。「納品先」を「直送先」に変更するなど、社内用語にもスムーズに変更することが可能。

 4. クラウドサービスとの連携

 営業支援、マーケティング情報提供、FAX連携、請求書配信、BtoB電子商取引サービスとのAPI連携が可能。利用期間に応じた料金を支払うサブスクリプション方式(期間契約)で費用計上できる。

 5. ダッシュボードによる使い勝手への配慮

 ダッシュボード機能(WorkVision Navi)で、アイコン化や掲示板、グラフ表示などデファクトスタンダードであるGUIはもちろん、在庫状況グラフの表示、フリーキーワード検索、タスクリストの作成など、さまざまな用途に対応する業務ポータルとして利用できる。

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