「Enterprise Cloud Association」は、日本におけるハイパーコンバージドインフラストラクチャー(以下、HCI)の技術とエンタープライズクラウドプラットフォームの普及促進および広範囲なエコシステムの構築を図るとともに、企業のIT予算における新しいテクノロジーへの投資を増やし、企業競争力を高めることを目的として設立されたという。
現在予定している「Enterprise Cloud Association」の活動内容は以下の通り。
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HCI構築に向けて必要なソリューションの概念実証、動作検証などの実施
・汎用的なサーバーの相互運用性と実装可能なエンタープライズクラウドアプリケーション (ソフトウェア) の実行環境を検証。 -
HCIとエコシステムパートナーソリューションのAPIを介しての連携を検証
・バックアップやディザスタリカバリ、セキュリティ、ネットワーク、オートメーションなどのエコシステムパートナーのソリューションとAPIの連携を検証 -
HCIを利用したシステム構築から運用までのベストプラクティスの策定
-仮想デスクトップでのHCIの利用から、企業のITシステムのリソースのプール化を実現するシステム基盤としてのHCIの利用、さらにはIaaSとしてエンドユーザーへのサービス基盤としてのHCIの利用など、多くの事例を紹介。 -
HCI環境とクラウドとの統合、ネットワークの仮想化、仮想GPUの実装、エンタープライズ・アプリケーションのHCI上での稼働など、Enterprise Cloud Association参加各社のソリューションの組み合わせを検証する分科会の実施
・AWSやMicrosoft Azureをはじめとするパブリッククラウドとのシームレスな連携、あるいはHCI環境の連携による中堅中小企業向けにディザスタリカバリの実装を可能にするソリューションを推進。
・製造業のお客様向けに、仮想GPUが必要なアプリケーションとHCIの統合を推進。
・同じネットワークをさらに論理的に分割することで高いセキュリティを確保する「マイクロセグメンテーション」機能のHCI環境での適用を推進。 - お客様向けのセミナー、技術者同士の座談会、パネルディスカッションなどの交流会の開催
参加企業 (2017年5月16日現在) は以下の通り。
- エヌビディア合同会社
- CommVault Systems Japan株式会社
- シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
- 新日鉄住金ソリューションズ株式会社
- ソフトバンク コマース&サービス株式会社
- TIS株式会社
- 東京エレクトロン デバイス株式会社
- 日商エレクトロニクス株式会社
- 株式会社ネットワールド
- レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社