今回の強化のポイントは、(1)業種ごとの適合性を強化、クラウド環境への移行に柔軟に対応、(2)AI・IoT活用ソリューションとの連携、(3)SI・販売体制強化、(4)日本マイクロソフトとのパートナー連携強化になる。
EXPLANNERシリーズの強化ポイント
1. 業種ごとの適合性を強化し、クラウド環境への移行に柔軟に対応可能
多様な業種に最適なERPシステムを、各業種の業務領域ごとに整備したコンポーネント(業種テンプレートや業務アプリケーション)を組み合わせて構築可能。システムを構成する業務アプリケーションは、コンポーネント構造で提供可能なため、必要なコンポーネントを適宜組み合わせて、クラウド、オンプレミスなどの環境を問わず、各企業の要件に適したERPシステムの利用を迅速、かつ最小限のSIコストで実現する。
まず、卸売業や製造業を対象とし、今後、パートナー企業と連携した「コンポーネント流通制度」により順次拡大。また、クラウド環境への移行をサポートする以下のメニューを新規に提供。
・プライベート型SaaS:カスタマイズなど要件に対応する柔軟性と、ネットワーク等業務量応じた占有環境の確保など、各企業に適したSaaSモデルを提供。
・IaaS利用ユーザ向けメニュー:IaaS上で「EXPLANNER/Z」を利用するユーザ向けに、月額利用型ライセンスを提供。
2. AI・IoT活用ソリューションとの連携でより精度の高い経営・業務判断を支援
EXPLANNERシリーズと連携する各種AI・IoT活用ソリューションを提供。経営・業務判断に必要なデジタルデータを活用し、EXPLANNERシリーズと連携することで、ビジネスの変化に対応したスピーディな意思決定を支援。
■EXPLANNER AI・IoT活用ソリューション
- 商品需要予測ソリューション
- 在庫可視化ソリューション(モノづくりIoTソリューション)
- 自動応答を活用した受注効率化ソリューション
- 顔認証PCセキュリティ「NeoFace Monitor」
- 勤怠管理システム「勤革時」
3. SI・販売体制の強化
今回、ソリューション強化とともに開発・販売体制についても強化し、サポートサービスの強化を図る。販売体制については、NECソリューションイノベータ、NECネクサソリューションズ、などグループ各社との連携を強化し、NECグループでEXPLANNERの営業要員を従来の2倍となる約1000名規模に拡充する。またSI体制についてはSEを従来の2倍となる300名に強化。さらに、販売店に対するEXPLANNERパートナー制度などのサポート体制も強化し適切なサポートを行っていくとしている。