SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

国内ERP市場、SaaSが40%超の高い伸びを維持、パッケージもIaaSでの運用が拡大――ITR発表

2016年度のERP市場は前年度比9.3%増と堅調、2017年度は同11.7%増に

 国内ERP市場の2016年度の売上金額は809億円、前年度比9.3%増と堅調な伸びとなった。大企業を中心に基幹システムの再構築が進みつつあることが背景にある。2017年度もERPへの投資が順調に続いていることから、同11.7%増の好調な伸びを予測している。

 この市場を、パッケージとSaaSの提供形態別に分類してみると、依然としてパッケージ市場が約8割のシェアを占めているが、近年SaaS市場が急速に拡大しており、2016年度の売上金額は前年度比44.2%増の137億円となった。2021年度にはSaaS市場がERP市場の45%にまで達すると予測している。

 次に、パッケージ市場を運用形態別に比較してみると、パッケージをオンプレミスで運用することよりもIaaSで運用する企業が急速に拡大している。現時点ではAmazon Web Servicesでの運用が主流となっているが、Microsoft Azureや各ベンダーが独自に提供するIaaSでの運用も拡大傾向にある。

ERP市場規模推移および予測:提供形態別およびパッケージ運用形態別

SaaSとパッケージ(IaaS)のクラウドERPが2018年度には半数超えも予測される

 ITRのプリンシパル・アナリストである浅利浩一氏は、「国内ERP市場は、グローバルの趨勢と同様に、SaaSとパッケージ(IaaS)を合算したクラウドERPが市場全体の成長性を牽引するトレンドに完全に切り替わりました。2017年度の売上金額では、3割以上がクラウドERPで占める見込みであり、2018年度には半数を超えることも予測されます。現状では、パッケージ(オンプレミス)の新規売上げが前年度を上回る要素が特に見当たりません。国内ERP市場の今後の主流は、クラウドERPであることは疑いがなく、企業は、レガシー化したエンタープライズシステム刷新にあたり、クラウドERPを検討候補として必ず加えることを推奨します」とコメントしている。

 今回の発表は、ITRが発行した市場調査レポート「ITR Market View:ERP市場2018」に詳細を掲載している。レポートには、ERP市場を対象に、国内50ベンダーへの調査に基づいた2015~2016年度売上げ実績および2021年度までの売上げ予測を掲載している。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/10492 2018/03/13 14:45

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング