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MDIS、文書・帳票の電子化ニーズに応えセキュリティ・コンポーネント「MistyGuardシリーズ」を機能強化

  2018/04/26 15:30

 三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は、PDFやXML形式の電子文書に電子署名を施し偽造や改ざんを検知できるようにする電子署名モジュールや、認証局から配布される電子証明書を発行する電子認証サーバシステムを擁する、セキュリティ・コンポーネントMistyGuard(ミスティーガード)シリーズの拡充・機能強化を図り、5月7日から発売すると発表した。これにより、IoTの進展に伴うセキュリティ対策としての認証基盤の構築や、原本性確保が必要な文書・帳票の電子化ニーズの多様化に応えるとしている。

 電子契約、電子交付、電子申請、国税関係書類の電子保存(電子帳簿保存法の保存要件)、先使用権立証のための証拠文書、等への電子署名や文書の存在証明となるタイムスタンプは、ますます重要性を増してきている。組織間で文書交換する際のファイル形式としてXMLの普及が加速しており、金融業界では2020年までに送金指図電文をXMLに移行する計画が進められている。

 産業界全般では、IoTの普及に伴い電子証明書の発行対象が「人」から「機器」に拡大したことから、そのセキュリティ対策として大量の電子証明書の需要が見込まれている。

 一方、法的に原本の保存義務がある文書や帳票の電子化においては、技術進歩や標準化の進展、普及状況などを踏まえた見直しが行われている。このうち長期保存が必要なものもある医療関係文書については、2016年の厚生労働省のガイドラインや、2017年の一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)のガイドラインでは電子署名とタイムスタンプを付与することとされているが、国税関係の文書や帳票については2015年の税制改正で、内部統制整備を前提に電子署名を不要とし、タイムスタンプが付与されていればよいとの要件緩和が行われた。

 こうした動向を踏まえ、MDISはセキュリティ・コンポーネント製品機能を拡充・強化し、IoTの進展に対応したPKI技術により、医療や金融分野などの文書の電子化や活用のニーズに応えていくという。

「MistyGuardシリーズ」機能強化のポイント

 1. XML形式ファイルに対応したSignedXML Serverを新たに発売

 新製品「SignedXML (サインドエックスエムエル) 」により、XML文書への電子署名とタイムスタンプ付与を実現。長期署名技術であるXAdESにも対応している。

 2. PDF形式ファイルへの電子署名等を行うSignedPDF Serverの機能を強化

 PDFリファレンス2.0に従った電子署名を伴わないタイムスタンプの付与が可能となった。また、フォルダへのドラッグ・アンド・ドロップによる電子署名機能や、タイムスタンプ付与を可能とするなど、ニーズの多様化に合わせて機能を強化。

 3. 電子証明書発行を行うCERTMANAGERにIoT時代に即したWebAPI機能を追加

 認証サーバシステムCERTMANAGER(サートマネージャー)に、インターネットを介して電子証明書発行処理が行えるWebAPI機能を追加。WebAPIでインターネット接続し、電子証明書のオンライン発行が可能になる。

 ■発売される製品

  • 電子署名サーバモジュール「MistyGuard<SignedXML Server> V.1.00」
  • 電子署名サーバモジュール「MistyGuard<SignedPDF Server>PureJAVA版V.4.00」
  • 電子認証サーバシステム「MistyGuard<CERTMANAGER> V.9.00」

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著者プロフィール

  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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