SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

オリゾンシステムズ、フローベースのDDoS攻撃検知とA10ネットワークスの「Thunder TPS」を連携

 この連携機能により、Flowmonでトラフィック監視・分析して、フローベースでDDoS攻撃を高精度に素早く検知し、「Thunder TPS」に攻撃情報を送信してパケット経路変更や不正パケット破棄などのミティゲーション処理を行うことで、既存のネットワーク構成を変更せず、負荷をかけずにDDoS攻撃からのネットワーク防御が可能になるという。既に「Thunder TPS」と「Flowmon DDoS Defender」を導入している企業は、追加のライセンス費用なく、新しい連携機能を利用できる。

フロー分析ベースでのDDoS検出のメリット

 Flowmonソリューションは、Flowmonコレクタ」がフロー情報(送信元/送信先IPアドレスやポート番号、プロトコル番号などの通信統計情報)を、スイッチやルータ、フロー情報生成装置「Flowmonプローブ」などから収集し、蓄積・分析することで、ネットワーク全域や個々の通信を可視化する。

 「Flowmonコレクタ」のプラグインである「Flowmon DDoS Defender」は、フロー分析からDDoS特有のボリューム攻撃を検知する。Flowmonによるフロー分析は、パケット分析型と比較してデータ量が500分の1で済む上に、あらゆるレベルでの疑わしい攻撃トラフィックをすみやかに検知する高精度な解析を担保している。このため、攻撃であると判断するまでの検知処理の効率化、および負荷の低減が可能となり、大規模ネットワークにおいても現実的な対策を施すことができるとしている。

「Thunder TPS」でのミティゲーション制御

 「Flowmon DDoS Defender」は、既存のルータと直接連携することで、PBR (Policy Based Routing)、BGP Flowspec、およびBGP RTBHプロトコル経由で、攻撃トラフィックを制御することも可能だが、本来通過させなければいけない正常なパケットも丸ごと破棄してしまう可能性がある。今回連携する「Thunder TPS」は、細やかなミティゲーション制御が可能なため、より精度の高い防御対策と緩和を実現するという。

 「Flowmon コレクタ」と「A10 Thunder TPS」の連携では、ISPやMSSP(マネージドセキュリティサービスパートナー)、データセンタでの導入に向けて、昨今のDDoS攻撃の大規模化を考慮し、アウトオブパス構成による防御戦略を採用している。

 アウトオブパス構成とは、監視対象のリンク(パス)を直接攻撃検知・ミティゲーション装置にインライン構成するのではなく、複数のリンクをラインの外側に配置した攻撃検知装置で監視するもの。攻撃トラフィックを検知するとそのトラフィックのみをミティゲーション装置に迂回させて、攻撃トラフィックを除去する。アウトオブパス構成にすることで、効率的なDDoS対策が可能になる。

FlowmonとA10 TPSとの連携ソリューションの仕組み

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/10687 2018/05/07 14:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング