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国内サイバー・セキュリティサービス市場、2018年度の売上金額は約3,100億円で前年度比12.7%増――ITR予測

2018/06/14 15:45

 独立系ITコンサルティング・調査会社であるアイ・ティ・アールは、国内のサイバー・セキュリティサービス市場規模および予測を発表した。

2017年度の売上金額は約2,750億円、前年度比13.8%増

 国内サイバー・セキュリティサービス市場の2017年度の売上金額は約2,750億円、前年度比13.8%増となった。巧妙かつ高度化が一段と進んだサイバー攻撃が発生し続けている。しかし、企業はセキュリティ専任要員や専門スキルの不足から自社運用だけでは対応しきれない状況となっており、被害が拡大している。

 このサイバー攻撃からの被害を最小限に食い止めるために、セキュリティの専門家による24時間365日の運用監視サービスの必要性と重要性が高まり続けている。

2017年度~2022年度の年平均成長率は8.4%、2020年度の市場規模は4,100億円へ

 また、近年は、制御セキュリティやIoTセキュリティが大きな課題となっており、これに伴い、CSMS(Computer Security Management System)/PSIRT(Product Security Incident Response Team)/IoTセキュリティ構築運用支援サービスをはじめとしたセキュリティコンサルティングサービスの需要も拡大している。

 このような背景から、2018年度の売上金額は約3,100億円、前年度比12.7%増と引き続き順調な伸びを見込んでいる。市場の注目度の高まりとともに、参入ベンダーも増加していることから、2017年度から2022年度までの年平均成長率(CAGR)は8.4%、2020年度の市場規模は4,100億円を突破すると予測している。

サイバー・セキュリティサービス市場規模推移および予測

 ITRのアソシエート・リサーチ・フェローである藤俊満氏は、「複雑で巧妙化するサイバー攻撃に対して自社で要員を育成し、自ら設備投資をして対策を行うことには限界が近づいており、サイバー・セキュリティのプロフェッショナルと高度な設備を擁するセキュリティベンダーにアウトソーシングする傾向は加速していくと思われます。また、サイバー攻撃の対象が本社部門から工場や研究開発部門へ拡大してきており、今後、制御系や開発系を対象としたIoTセキュリティ、PSIRT、CSMSの重要性が増大すると思われます」とコメントしている。

 なお、ITRは、サイバー・セキュリティサービス(全29分野)を以下の3つのレポートに分け調査結果をまとめている。各レポートは6月19日から順次発刊される。

  • 「ITR Market View:内部漏洩対策型SOCサービス市場2018(全8分野/28ベンダー)」:2018年6月19日(火)発刊(予定)
  • 「ITR Market View:外部攻撃対策型SOCサービス市場2018(全10分野/35ベンダー)」:2018年6月26日(火)発刊(予定)
  • 「ITR Market View:サイバー・セキュリティ・コンサルティング・サービス市場2018(全11分野/34ベンダー)」:2018年7月3日(火)発刊(予定)

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著者プロフィール

  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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