デジサートは4月27日、SmartHRがDigicert認証マーク証明書を導入し、事例として公開したことを発表した。
これは「なりすましメール」対策の送信ドメイン認証技術のDMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)とBIMI(Brand Indicators for Message Identification)を 組み合わせて利用した事例として、今後期待されている新技術だという。
これによりSmartHRは、自社が送信するメールにブランドロゴを表示できるため、ユーザーが同社から送られたメールを確実に認識することを手助けし、なりすましメールによるフィッシング詐欺やビジネスメールによる詐欺被害を受けるリスクを軽減できるとのこと。
同社のセキュリティエンジニアである岩田季之氏は、SmartHRからのメールにはロゴが表示されていることが認知されるようになれば、表示されていないメールは怪しいというアクションにつながると期待する。とはいえ、セキュリティやなりすまし対策に銀の弾丸は存在しないことから、リスクの元を潰していくことで、リスク自体を低減させることが重要だとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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