キンドリルとネットアップは5月19日(米国時間)、オンプレミス、クラウド、エッジ環境に保存されたデータから洞察を引き出して、顧客のビジネス変革を支援するためのグローバルアライアンスを発表した。
今回のアライアンスで両社は、顧客がテキストベースの書類や画像データ、音声・動画ファイル、IoTデバイスなどの非構造化データを管理し、ビジネス価値を引き出して、最大化できるように支援する。キンドリルのITインフラとマネージドサービスに関する専門性と、ネットアップのパブリッククラウドにおけるリーダーシップ、エッジからコア、クラウドにわたる拡張性を組み合わせるという。顧客企業が複数のプラットフォームやクラウドにまたがるデータにアクセスして、分析、洞察を導き出せる新しいソリューションを構築するとしている。
また、非構造化データを活用する際の柔軟性、汎用性、価値の向上を提供する「ストレージインフラ as a Service」ソリューションも共同で開発するという。顧客企業がデータからビジネス価値を引き出せるように支援する。
さらに、データ管理を強化して、洞察抽出も支援。以下のような業界特有の課題に対応する、新たなハイブリッドクラウドソリューションとサービスを共同開発していくという。
- 自動車/製造:プロセスの迅速化と顧客嗜好の把握の向上
- 金融:顧客満足度の向上と、ターゲットをより明確にしたサービスの提供
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