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名和利男氏が指南する、攻撃を受けて初めて気付く脆弱性 サイバー演習で何を求めるか

【前編】組織における、セキュリティ体制の構築


 日本におけるサイバー攻撃の深刻さが増す中で、注目されつつあるのがサイバー演習という取り組みだ。これは、ホワイトハッカーなどが所属するセキュリティ企業が、依頼を受けた企業に模擬的なサイバー攻撃を仕掛ける、あるいはそのシナリオに基づく議論機会を提供するというものである。その目的は、企業が持つセキュリティ上の脆弱性や従業員意識の改善、被害を受けた際の組織運用の確認など多岐にわたる。サイバーセキュリティの意識はあれど、攻撃されてから組織運用の問題や脆弱性があったと判明するケースは多い。そこで今回は、サイバー演習の専門家であり、日本組織におけるセキュリティ情勢に詳しい名和利男氏に、サイバー演習の意義と日本のセキュリティ情勢について語ってもらった。

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この記事の著者

西隅 秀人(ニシズミ ヒデト)

元EnterpriseZine編集部(2024年3月末退社)

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