組織に関する記事とニュース
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2022/06/27
名和利男氏が指南する、攻撃を受けて初めて気付く脆弱性 サイバー演習で何を求めるか
日本におけるサイバー攻撃の深刻さが増す中で、注目されつつあるのがサイバー演習という取り組みだ。これは、ホワイトハッカーなどが所属するセキュリティ企業が、依頼を受けた企業に模擬的なサイバー攻撃を仕掛ける、あるいはそのシナリオに基づく議論機会を提供するというものである。その目的は、企業が持つセキュリティ上の脆弱性や従業員意識の改善、被害を受けた際の組織運用の確認など多岐にわたる。サイバーセキュリティの意識はあれど、攻撃されてから組織運用の問題や脆弱性があったと判明するケースは多い。そこで今回は、サ...
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2022/05/27
自分一人ではできないことを自覚する はやぶさ2のプロジェクトリーダーが目指した、失敗できる組織
初代「はやぶさ」に続き、地球から遠く離れた小惑星「リュウグウ」に着陸し、サンプルを持ち帰ったことで話題となった「はやぶさ2」。しかし、そのプロジェクトリーダーとして任命されたのは、マネジメント経験のない一人の技術者でした。率いる部下の総数は600名。失敗は許されないプロジェクトにもかかわらず、人材や予算不足、計画が進むにつれて突如現れるアクシデントの数々。そんな逆境の中、筆者はプロジェクトを成功に導いただけでなく、世界初の偉業を数多く達成します。「はやぶさ2」プロジェクトを成功に導いた要因とは...
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2020/03/16
DeNAがNIST発行フレームワーク等を参照しセキュリティポリシー大改定 当事者が語った狙いとは?
ゲームやエンターテインメント、スポーツ、オートモーティブ、ヘルスケアなど、多彩な事業を国内外で展開するDeNAが自社のセキュリティポリシーの大改定を進めており、完成間近の状態にある。海外の拠点や子会社にも適用でき、現場の納得感を重視したという。セキュリティ部 部長としてこの大改定をリードするDeNAの茂岩 祐樹氏、ニュートン・コンサルティングのCISOである内海 良氏、ゾーホージャパンのソリューションエバンジェリストである曽根 禎行氏に鼎談していただいた。その模様をレポートする。
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2019/02/21
経営とITが一体になって取り組むべき「自社への最適化」――ユーザー情シス部長兼経営企画と考える≪後編≫
前編に引き続き、グループ会社の情報システム部門の責任者であり、さらにはユーザー企業のシステム戦略領域から経営企画にも携わる、株式会社アニメイトホールディングス 情報システム部門 部長の右田拓也氏を迎え、「DX時代におけるIT組織のあり方」について訊いた。デジタルトランスフォーメーションの時代を迎え、ビジネスにおけるIT技術活用は不可欠だ。IT組織においても進化が求められている。ITの組織、ITインフラ構築と運用のこれからについて、IT組織変革支援や複数ベンダーの管理手法に詳しいアクセンチュア...
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2014/03/31
イノベーターの“モノサシ”がなぜ必要なのか?
『イノベーションのジレンマ』を執筆した“有名すぎる経営学者”クレイトン・クリステンセンは自身の理論をもとにしたコンサルティング会社「イノサイト」を立ち上げ、世界的規模で大小さまざまな企業の成長を支援しています。クリステンセンはその理論と実践の両面の功績が認められ、世界の経営思想家ランキングTHINKERS50で6年連続トップにも選出されました。そのクリステンセン率いる「イノサイト」の日本におけるエクスクルーシブパートナーである私たちINDEE Japanが行う「イノベー...
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2014/01/31
イノベーションを興すDNAは発掘することはできるか?
イノベーションは企業活動の中で、最も人に依存している活動かもしれません。その割には優れたイノベータを見つけるためのリトマス試験紙は一見なさそうに見えます。そのパラドックスに挑み、成功したベンチャー起業家や社内ベンチャーのリーダから抽出することに成功した『イノベーションのDNA』を紹介します。イノベータとそうでない人を分けるものは何か?イノベーション力を高めるための要件は何か?デザインやビジネスモデルの陰でスポットライトを浴びにくい「個人」や「チーム」に光を当ててエッセンスをお伝えします。
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2013/08/07
イノベーションを妨げる「3つの壁」、打ち壊すための「デザイン思考」
今回は、イノベーション実践の際に乗り越えるべき3つの壁、「認識」「不確実性」「文化」を紹介する。前回の記事で紹介した、知識結合をスムーズに行うには、今回紹介する壁をすべて打ち壊し、学習プロセスを組織に内在化させる必要がある。壁を壊すための手がかりとなる、「多様性」「小規模実験」「チームビルディング」についてもそれぞれ解説を加える。今までの連載はこちら。
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2013/07/12
イノベーションを加速させる「知識の新結合」
前回の記事では、不確実性を低減させる「学習」について紹介した。今回は、学習と関係の深い「知識」について、イノベーション実践の観点から見ていく。組織的に知識の蓄積を実践していくことで、イノベーションの前提である「新結合」のための環境が作られることを紹介する。今までの連載は、こちら。
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2009/05/29
視点を高くして~会社を独善する
第1回~第3回までは、比較的現場に近い目線で独善の手法をお伝えしてきました。今回はさらに視点を高め、会社に対する独善の手法をご紹介します。