パーソルプロセス&テクノロジー(以下、パーソルP&T)は、チームの生産性向上に関する経験とノウハウを集約した独自のチーム強化メソッド「COROPS(コロプス)」を発表した。
同社では、これまで20年間にわたるアウトソーシング事業で、様々な領域・職種のチーム運営や業務実行を実施。これまで行ってきたチームの仕事の進め方を可視化・研究した成果として生まれたのが、独自のチーム強化メソッド「COROPS」だとしている。本メソッドをもとに、現場の担当者が、現状の課題を把握し、あるべき姿に向けて実行と改善、振り返りを繰り返すことで、チームの生産性や関係性の向上につなげることができるという。
「COROPS」の発表第一弾として、チームで業務を行うすべてのビジネスパーソンに向けて「新時代に適したチームの生産性向上の教科書」といえる200頁以上のチーム強化メソッドを無償で提供するとのことだ。
COROPSの特徴
業務を行う上で必要な要素を「4つの視点」と「3つの局面」で整理し、いつ、何を、どのようにすべきかが把握できる
「COROPS」では、チームで業務を行う上で意識すべき事柄の抜け漏れを防ぐために、独自のプロジェクトマネジメント管理メソッドとなる要素を体系的に整理。
「4つの視点」
- 使命(Mission)
- 基準(Measurement)
- 方法(Method)
- 仲間(Member)
「3つの局面」
- 立ち上げ/準備(Setup)
- 短期間の活動/振り返り(Sprint)
- 棚卸し(Stock)
上記を枠組みとし、「4つの視点」においては、さらに9つの項目に細分化、合計27エリアを個々に見ることができるという。これにより、いつ、何を、どのようにすべきかが明確になり、成果を上げやすい仕事の進め方を可能にするとしている。
なお、「COROPS」のサービス化にあたり、『チームの生産性を上げる』の著者である沢渡あまね氏がアドバイザーを担当。具体的には、「COROPS」の冊子の公開において、第三者的な立場でアドバイスを行い、今後はサポートサービスである「COROPS」研修などにも登壇予定だという。
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