7月25日、タレスは、Impervaの買収において合意に至ったと発表した。買収額は約36億ドルとされており、Thoma Bravoを通じた取り引きとなる。
同買収によりタレスは、全体で約5億ドルの増収を見込んでおり、サイバーセキュリティ事業において約24億ユーロもの収益増加につながるという。また、「アイデンティティ管理」「データセキュリティ」「アプリケーションセキュリティ」の3領域を柱としたセキュリティ製品のポートフォリオが構築できるとしており、特にImpervaの買収によりデータセキュリティでの機能強化がなされるとのことだ。
タレス 会長兼CEOのパトリス・ケイン(Patrice Caine)氏は、「Impervaの買収は、タレスのサイバーセキュリティ戦略における大きなマイルストーンとなります。本買収は、サイバーセキュリティに係る能力を強化する、またとない機会と捉えており、包括的なポートフォリオを提供するグローバルサイバーセキュリティ企業を構築するという当社の目標に向けた重要な一歩となります」とコメントを寄せている。
なお、同買収は2024年初頭を目途に完了する予定だという。
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア