Cogniteは、コスモ石油と丸善石油化学が石油事業/石油化学事業における収益力と競争力確保のため、データプラットフォーム基盤として「Cognite Data Fusion」を採用したと発表した。
Cognite Data Fusionは、製造業に特化したDataOpsプラットフォーム基盤。プラントの多岐にわたりサイロ化されたIT・OT・ETデータ、画像や手書きのメモなど様々なデータを、AIや機械学習を用いてデータのコンテキスト化(データの紐付け)を行うという。同基板は、コスモ石油、丸善石油化学の目指すDXの中核を担い、既存事業・業務のデジタル活用による競争力強化や、IT/DXを活用した業務効率化やデータ分析に基づいた業務の高度化を支援するとしている。
Cognite Data Fusionを活用して、デジタルツインでプラントの状況を確認することで、設備の状態監視や保全計画の策定をリモートワークで実行することが可能になるという。また、デジタル空間で製油所の統合、または工場の統合を実現し、製油所間や工場間でのトラブル対応支援やコラボレーティブメンテナンス(保全の連携/機能集約)を実施することで、効率的な操業を推進するとのことだ。
コスモ石油では生成AIの機能を使用したCognite AIを活用。会話形式で必要なデータを引きだしたり、関連する必要なデータをピンポイントで確認できたりする環境を整えたりするという。
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