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「Copilot for Microsoft 365」を使いこなす

「Outlook Copilot」の使い方──メール業務の効率化に役立てられる一方、まだまだ課題も

「Copilot for Microsoft 365」:Outlook Copilot編

Outlook Copilotの課題

 ここまで説明してきたように、Outlook Copilotはメール作成・要約の両面でコミュニケーションを支援し、ビジネスパーソンの生産性向上に貢献できます。特にメール要約支援機能の有用性は高く、多くの場面で活用できるでしょう。一方、メール作成支援機能については、使用にかかる時間を考慮すると、有用性は比較的低いと言えます。他にも現時点でいくつかの課題も存在します。そこで、Outlook Copilot全体の課題についても詳しく見ていきましょう。

カレンダー管理の制限

 Copilotはカレンダーの予定を作成することはできますが、既存の予定を修正・削除する機能がありません。現状では、あくまでもメール文面作成の支援に留まっています。

情報源の制限

 メールを作成する際、Copilotはカレンダーの情報、会議の録画データ、添付ファイルなどの外部情報を参照することができません。これにより、より広範な情報に基づいたメール作成機能が制限されています。

添付ファイルの処理

 メールに添付されたファイルの内容をCopilotが読み取り、理解することはできません。添付ファイルの内容を考慮したメールの要約や返信ができれば、より包括的な支援が可能になるでしょう。

 とはいえ、今後のアップデートや改善により、これらの課題が解決されていくことに期待しましょう。

おわりに

 第4回「Outlook Copilot編」いかがだったでしょうか。今回は、Outlook Copilotの機能概要と課題をお伝えしました。次回は「PowerPoint/Excel Copilot編」と称して、PowerPointとExcelに搭載されているCopilotについて、その機能概要や課題について詳しく解説していきます。次回もぜひ楽しみにしていてください。

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この記事の著者

中田 元樹(ナカタ ゲンキ)

教育業界からコンサルタント転身後、データ分析を強みとし、さまざまなプロジェクトで活躍。2018年に独立。筆者が代表を務める株式会社DIK&Companyはビジネスパーソンのデータ/情報を扱う力を高める研修を提供。最近ではCopilotをはじめとした生成AI研修を多くの企業に導入しており、社員...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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