ペンマークは、全国のZ世代を対象に、チャットコミュニケーションとマルハラに関するアンケート調査を実施した。
3人に1人以上がネガティブな印象を持つ
指導的な立場の人(例:先輩、社員、先生など)から、チャットで「了解。」という返信が来た場合、どのように感じるか質問したところ、「特に何も思わない・普通だと感じる」が60.6%で最も多く、次いで「少し冷たい・事務的だと感じる」が35.9%、「丁寧で良いと感じる」が3.5%。この結果から、多くの人は「了解。」というシンプルな返信を特に問題視していないものの、3人に1人以上がネガティブな印象を抱いていることがわかったという。

「マルハラ」の背景には、世代間のコミュニケーションスタイルの違いが指摘されているとのことだ。若年層は句点を使わず短文でのテンポの良いやり取りに慣れている一方、上の世代はメール文化などの影響で句点を自然に使う傾向があるという。このようなスタイルの違いが、句点を含むメッセージに対して「冷たい」「怒っているのでは」といった感情を抱かせる一因と考えられると同社は述べている。
調査概要
- 調査方法:同社インターネット調査
- 調査対象:Penmarkを利用中の全国の学生および、過去にPenmarkを利用していた社会人
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総回答者数:594人
- 学生:410人(69.0%)
- 社会人:183人(30.8%)
- 出典:上司・先輩からの「了解。」、Z世代3人に1人が「冷たい」印象 〜「マルハラ」意識調査で見えた、テキストコミュニケーションの世代間ギャップ〜
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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