パナソニックインフォメーションシステムズ(以下、パナソニックIS)は、パナソニックグループ全体の数千台のサーバーへの特権アクセスを保護するために、CyberArk Softwareが提供する「CyberArk Identity Security Platform」を導入した。
これにより、パナソニックISは自動化された特権アクセス管理環境を実現し、組織全体のすべてのユーザーとアイデンティティを適切な権限管理で保護することが可能になったと述べている。
同社のサーバー管理者は従来、本来のサーバー管理業務に加えて、在庫確認や資産管理に関する問い合わせへの対応も担当していたという。また、アクセス要求と承認に関する可視性が限定的だった既存の権限管理ツールの刷新も、重要な課題だったとしている。
同社はCyberArk Privileged Access Managerを導入し、グループ全体のサーバーへの特権アクセスを一元化・自動化。これにより、誰がいつどのサーバーにアクセスし、どのような操作を行ったか詳細に把握できるようになり、監査の透明性が向上したほか、インシデント発生後の調査プロセスも効率化されたという。加えて、認証情報とパスワードはユーザーから完全に隠され、CyberArk内で自動的に付与・更新される仕組みを構築したとのことだ。
【関連記事】
・エージェンティックAIなど台頭するも、マシンIDセキュリティの意識依然低く──CyberArk調査
・CyberArk、アクセンチュアのAI Refineryと統合でAIエージェントセキュリティを強化
・CyberArk、1億7500万ドルでZilla Security買収 IDセキュリティを強化
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア