ネットワーク管理は、システムを構成する回線やネットワーク機器、ハードウェアの稼働状況をビジュアルに把握する機能を提供する。
ネットワークとは
コンピュータネットワーク(Computer network)とは、複数のコンピュータを接続する技術のことだ。相互に結ばれたクライアントパソコンやサーバが、スイッチ(集線装置)やルータ(中継機器)などのネットワーク機器とケーブルを介して網の目を構成することからネットワークと呼ばれている。

企業規模のシステムでは、ネットワーク上に多数の中継機器が存在しており、それらの設定が間違っていたり、不具合が生じるとシステム全体の稼働に影響を与えることになる。
ネットワーク管理とは
「Web画面の応答が遅い」「通信が途中で切れてしまう」など、ネットワークに関係する障害は誰でも経験したことがあるだろう。ひとたび障害が発生すると、業務が停止し、営業機会損失にもなりかねない。そこで、日常的にその状況を監視し、問題が発生した場合は事態が大きくなる前に早急に対応する必要がある。
正常なネットワークの機能を維持するための支援ツールが「ネットワーク管理」だ。接続している機器やデータの伝送ルートなどの構成を管理したり、障害発生時には原因箇所を特定する。日常的な管理を通して、障害発生を未然に防ぎ、ネットワークを効率よく利用するための情報も収集できる。
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友成 文隆(トモナリ フミタカ)
株式会社日立製作所 ソフトウェア事業部にてJP1やCosminexusなどミドルウェア全般を担当。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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