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イオン×ファミマが議論、小売業界におけるAI活用の実態──ボトムアップ型で進めた施策の裏側と現状課題

AI活用における社内浸透のカギは「誰が語るか」 実際の事例から、成功の秘訣を学ぶ

“デジタルアレルギー”だった社員がDX推進担当に任命、奮闘劇の裏側

 現場での取り組みの中で象徴的な事例として紹介されたのが、とある社員の挑戦だ。本記事では後半のパネルディスカッション含め、その社員をS氏として紹介する。S氏は自らを「デジタルアレルギー」と称するほどITに苦手意識をもっていたが、部署のDX推進担当に任命されたことで、AIとの二人三脚が始まったという。

 S氏が取り組んだのは、複数のシステムからデータを抽出して統合する、複雑なエクセル集計業務の自動化であった。まずは、AIにコードを書かせることから始めた。自身にプログラミング知識がなくても、生成AIにVBAコードを書かせれば自動化が可能であると学び、過去の勉強会動画などを繰り返し視聴してイメージを固めたという。

 その後は、社内のコミュニティにも参加。S氏が加入した際、メンバーは十数名程度だったが、初歩的な質問をぶつけても、課題をクリアするたびに仲間からほめてもらえたことで、孤独になりがちな作業のモチベーションを維持できたとのことだ。

 また、AIから一度で正解が得られなくても、とにかくAIを使ってみて、作業を細かく分解し、何度もやり取りを繰り返した。これにより、S氏は「知識はAI側にあり、人間はいかにそれを引き出すかが重要」だと気づいたという。AIへの質問の仕方などを何度も調整し、2ヵ月後についにコードを動かすことに成功した。

 S氏は、生成AIで作成したVBAコードを「Power Automate Desktop」というRPAツールと組み合わせることで、7つのエクセルファイルを跨ぐ複雑な集計フローを実現している。AIが「思考(コード作成)」を担い、RPAが「実行(作業の自動化)」を担う。この技術の最適解が、現場の主導で発見されたのだ。

 こうした草の根の活動は、実際にどのような成果を実現しているのか。S氏の事例に焦点を当てると、同氏が構築した仕組みによって毎日40分かかっていた集計業務が2分ほどに短縮されたという。このような業務効率化はもちろんだが、「人為的なミスが完全になくなったことが、担当者として最大の安心感につながっている」とS氏は語る。

 アカデミーの活動全体での成果を見てみると、コミュニティの加入者数は現在100名を超え、各部署の課題を自分たちで解決しようとする熱量が連鎖しているという。S氏は「AIを使うようになり、はじめに何か問題があったときに『できない』と思うことがなくなった。これは自分自身の大きな成長だ」と語る。デジタル未経験者がAIという武器を得て、自発的に組織を変えようとする。これこそが、同社が目指していた「AX(AIによる変革)」の本質的な姿と言えるだろう。

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ファミマが取り組む、AI活用を「飽きさせない」ための工夫

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奥谷 笑子(編集部)(オクヤ エコ)

株式会社翔泳社 EnterpriseZine編集部

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