2026年2月3日から2日間、マクニカは完全招待制のテックカンファレンス「Macnica Exponential Technology(MET)2026」を開催した。
同イベントは、2020年からオンライン開催されており、マクニカにおける最先端技術を活用した展示会となっている。MET 2026は、3月にグランドオープンを控える「TAKANAWA GATEWAY CITY」を会場に、「すべてのテクノロジーは未完成だ」をテーマに掲げて80以上の最新テクノロジーとソリューションなどが披露された。

目玉展示の一つとなったのは、マクニカの子会社であるNavya Mobility製の新型自動運転EVバス「EVO3」だ。今回は、オフィシャルテクノロジーパートナー契約を締結している、横浜FCとのコラボレーション。スタジアムへの試合観戦に向かうバスという設定で、社内ではフォーメーションや選手コメントなどが投影される中、運転手がいないレベル4の自動運転が行われた。
また、展示会場の中央には「ビジョンマップ」が設置され、マクニカの社員がワークショップを通して創出したアイデアが描かれている。このビジョンマップの中には、プロトタイプとして展示に至っているアイデアもあり、その一つが北海道・当別町における「ひまわり」の選別だ。

ひまわりを出荷する際、熟練の担当者による目視での選別作業が発生する。ただ、この作業は属人化しており、出荷本数が増えていくと品質を保ちながら数量を捌くことが難しい。そこでマクニカは、選定担当者の“脳波”とAIを組み合わせることで、選定作業の自動化を目指す。具体的には、品質のバラついたひまわりの写真をランダムで高速に表示することで、選定担当者の脳波データを測定。これをAIに学習させることで、カメラによる選定を可能にするというものだ。
他にも会場では、エッジAIを活用したワサビの育成、Unitreeの電動4足歩行ロボット、マクニカが独自開発した「ASM(Attack Surface Management)」製品など、ユニークな展示が催された。さらにイノベーションの源泉を探求するための「タネのタネ」という展示コーナーも設けられており、オルファクトリーフレイル学会による“ニオイを嗅ぐ”ための「嗅力」をトレーニングしていくための提案、8種の香料をその場で配合・噴霧できるディフューザーなどを展示するレボーン社など、将来的に市場を確立する可能性のあるアイデアや製品が並んだ。
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岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)
1993年福岡県生まれ。京都外国語大学イタリア語学科卒業。ニュースサイトの編集、システム開発、ライターなどを経験し、2020年株式会社翔泳社に入社。ITリーダー向け専門メディア『EnterpriseZine』の編集・企画・運営に携わる。2023年4月、EnterpriseZine編集長就任。
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