Copilot全社導入に向け800台のAI PCを導入 安定運用を目指すトヨタ・コニック・プロの選択
高価になりがちなAI PC、初期費用を抑えるために重視したポイントとは
トヨタグループのブランディングと、モビリティ領域の新ビジネス創造を担うトヨタ・コニック・プロ。AIを活用し、業務の生産性向上と新たな価値の創出を全社で推進する同社は、インテル Core Ultraプロセッサー搭載のAI PCを、横河レンタ・リースからのレンタルで導入した。PC性能の向上により、クリエイティブ業務のクオリティ向上を図るとともに、レンタルPCのメリットを生かして工数のかかる修理手配・保険対応などの業務負荷を軽減しながら安定運用を実現している。
Copilotの全社導入に向け、高性能PCが必要に
トヨタ自動車と電通グループの出資により設立されたトヨタ・コニック・プロ。同社は、データサイエンス領域の強化により「マーケティング」「ブランディング」「事業開発力」を向上させ、社会との接点から生まれる新しい価値創出に挑戦する役割を担っている。
今回、同社がインテル Core Ultraプロセッサー搭載のAI PCを導入した背景には、社内のAI活用を活性化する狙いがあった。クリエイティビティを重視する同社は、業務の効率化に向けて2025年4月にAIアシスタントのMicrosoft 365 Copilot(以下、Copilot)を全社導入し、AI活用を推進している。しかし、2022年に導入した従来のPCでは「Copilotがスムーズに動かない」「Microsoft Teams(以下、Teams)で画面共有ができない」といった課題があった。
もう一つの背景は、広告制作業務の内製強化だ。同社では、自動車メーカーや販売店と打ち合わせを重ねながらイメージを共有し、最終的なアウトプットに落とし込んでいる。以前は、クライアントからヒアリングした内容を外部の制作会社に伝える形でイニシャルデザインを制作していたが、外部への制作委託はタイムラグが生じ、イメージの齟齬も生まれやすくなる。
そこで、制作担当部署が内製でイニシャルデザインを制作し、クライアントとコミュニケーションを取りながら方向性を固めていくスタイルにシフトした。コーポレートデザイン本部 コーポレートデザイン部 情報システムユニット 主任の福田智久氏は「イニシャルデザインを内製化することで柔軟性が高まり、社内にノウハウも蓄積されていくと考えている」と語る。
トヨタ・コニック・プロ株式会社 コーポレートデザイン本部 コーポレートデザイン部
情報システムユニット 主任 福田智久氏
Windows 10のサポート終了にともない、次期PCの検討を始めていた同社は、AI処理に適したAI PCの導入を決めた。AI PCとは、CPUやGPUに加えてNPUを組み込むことで、AI関連の処理を効率的に行えるようにしたPCのことだ。
「注目した点は、バッテリーの持続時間です。当社は、広告制作部門から管理部門までのすべての部門で在宅勤務を選択でき、社外で仕事をする機会が多く発生します。社員からは『バッテリーの持ちがいいPCが欲しい』というリクエストが寄せられていたこともあり、省電力性能が高いと評価されているAI PCを選定しました」(福田氏)
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
提供:横河レンタ・リース株式会社
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