ある病院で、入院している患者のアラームが鳴らずに、誰も異常に気付けないまま命を落としてしまう事故がありました。原因は病院側の医療システムの仕様にあったのですが、難しいことに、そのシステムが起こした動作は、「要件定義上は問題がなかった」のです。いったいどういうことでしょうか。また、患者の遺族はこの事故で訴訟を起こしましたが、裁判所はどのような判断を下したのでしょうか。システム開発者ならば、同様のケースに陥ってしまう可能性も大いにあります。本稿で、一緒に防止策についても考えてみましょう。
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細川義洋(ホソカワヨシヒロ)
ITプロセスコンサルタント
経済産業省デジタル統括アドバイザー兼最高情報セキュリティアドバイザ
元東京地方裁判所 民事調停委員 IT専門委員
筑波大学大学院修了(法学修士)日本電気ソフトウェア㈱ (現 NECソリューションイノベータ㈱)にて金融業向け情報システム及びネットワークシステム...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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