日鉄ソリューションズ(以下、NSSOL)は、日本航空(以下、JAL)の空港業務における安全管理高度化に向け、JALの社内システム「JAL-AI FALCON(ファルコン)」(以下、FALCON)の構築を支援した。
今回の取り組みでは、NSSOLのAI活用支援サービス「NS Craft AI Factory」を適用し、日々集約されるヒヤリハット情報である過去約10年分/約22万件の定性データを対象に、リスク要因の特定から対策案の提示までを支援する仕組みをAWS基盤上で構築。過去の類似事象を横断的に分析することで、予防的な安全対策の検討が可能になり、安全管理の高度化をサポートしているという。
NSSOLは、生成AIの業務適用において課題となりやすい「要件化の難しさ」「精度評価」「現場定着」を一連のプロセスとして整理し、JALの安全管理業務に即した形でシステムの実装/改善を進めたとしている。システムの実装は以下のプロセスで実施したとのことだ。
- PoCを通じた適用可能性の見極めと要件具体化:初期段階にて生成AIでできること/できないことを確認し、実運用に必要な要件へ落とし込み
- 業務知見の体系化と学習設計:4M5E分析などのフレームワークやベテラン担当者の知見を取り込み、要因分析/対策提示の納得感を高める設計を実施
- アジャイル開発によるサイクル改善:現場フィードバックを反映しながら、分析観点や出力を継続的に強化。このシステムはリスク要因の特定から対策立案までの自動化を実現し、2026年2月より空港の安全管理業務にて実際に活用されている
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