1都3県に160以上のディスカウント・スーパーマーケットを展開するオーケ―は、ID統合認証基盤としてOktaのアイデンティティ管理ソリューション「Okta Workforce Identity」を導入した。ネクストモードとマクニカが支援した。
社内外のユーザーID・アクセス権を一元的かつ自動的に管理し、認証を統一することで、運用効率の向上、セキュリティ強化、ユーザー利便性の向上を実現したと述べている。
オーケーでは、事業拡大と業務システムの多様化に加え、リモートワークの浸透により、社外から業務システムへアクセスする機会が増加し、ID管理の複雑化が進み、以下の課題が顕在化していたとのことだ。
- 認証方式が乱立:認証管理の複雑化やID管理の属人化を招き、運用負荷が大きくなっていた
- 既存のシングルサインオン(SSO)の適用範囲が限定的:業務システムを横断した統一的な認証・管理が困難な状況であった
これらの課題により、システムごとに個別の認証を強いられ、ユーザーの利便性が低下していたという。一方で、管理者側では設定ミスや管理漏れのリスクが高まり、セキュリティ面での懸念が生じていたと述べている。
また、Active Directory(AD)を中心とした従来のID管理体制では、クラウドサービスへの柔軟な対応やIDライフサイクル管理の自動化に限界があったとのこと。こうした背景から、認証の一元化、ID管理の自動化による運用効率化およびセキュリティ強化を実現するため、統合ID基盤の整備が急務だったとしている。
選定理由
オーケーでは、全社の認証を網羅したID統合管理と、ID管理の自動化による負荷軽減を要件としていた。これらの要件を踏まえ、Okta Workforce Identityの以下の点が評価されたという。
- 世界的に実績のあるIDaaSであり、豊富なセキュリティ機能と可視化機能を備えている点
- オンプレミス/クラウドが混在する環境でも、Active Directoryとの連携が容易な点
- 「Okta Workflows」により、ノーコード/ローコードでID管理業務を自動化できる点
- 柔軟なデバイス制御により、社外からでもセキュアかつ容易に利用できる点
導入内容および効果
導入においては、ネクストモードが主体となり、導入から運用まで一貫した支援を提供。マクニカは、Oktaのディストリビュータとして、ネクストモードやOktaとの連携を通じ、スムーズな導入を後押ししたと述べている。早期の問題解決やスムーズな導入支援、Oktaに精通したエンジニアによる迅速なトラブルシューティング対応を実施したとのことだ。
オーケーは、今回の導入により以下を実現したという。
- 各業務システムのシングルサインオン(SSO)化および多要素認証(MFA)の標準化により、複数の認証操作が不要になり、ログインの利便性を向上させつつ、安全なアクセス環境を実現
- ユーザーの属性や利用環境に合わせた適切な認証制御により、アクセス状況に応じた適切なセキュリティレベルを担保
- Okta Workflowsを活用したIDライフサイクル管理の自動化、およびActive Directoryとの連携による認証・権限管理の一元化により、運用工数の削減、設定ミスや管理漏れの防止を実現
- Active Directoryとの連携により従来の認証体験を維持し、ユーザーの混乱なく導入を実現
加えて、IaC(Infrastructure as Code)との連携により、権限付与やグループ管理の自動化も推進し、ガバナンス強化にも寄与しているとのこと。今後は、適用範囲の拡大とさらなる自動化の推進を通じて、より高度なID管理基盤の構築を目指すとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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