Kongは2026年10月22日、NTTドコモが推進するフロントエンド基盤刷新プロジェクト「LAMP(ランプ)」に、Kongが採用されたと発表した。マイクロサービス間通信を制御・管理するAPIゲートウェイとして利用される予定だ。

Amazon ECSを基盤とするLAMPは営業系フロントシステムとして、2024年3月にドコモショップおよびWebで商用ローンチされたもの。9000万超の契約情報を管理するレガシーCRM「ALADIN(SoR)」と、顧客接点を担う「LAMP(SoE)」を分離する形で、アーキテクチャの刷新を進めてきた。しかし、マイクロサービスの増加による設定・運用の複雑化、新型iPhone発売時などにおける急激なトラフィック増大、ALADINを保護するための流量制御の限界といった課題があったという。また、従来利用していたAWS App Meshのサービス終了が発表され、新たな通信制御基盤の検討が必要になっていたとのことだ。
そこで、NTTドコモは複数の製品を比較検討した結果、レートリミット機能でイベント時のスパイクアクセスからバックエンドを自動的に保護できる点、分散していたマイクロサービス設定を一元管理できる点などから、「Kong Konnect」を評価。Kubernetes(EKS)への移行を前提とせず、稼働中のAmazon ECS環境にそのまま導入できる点も導入につながったとのことだ。
Kong Konnect導入によって、大規模アクセス時にもサービス停止を防ぐ耐障害性、マイクロサービス管理の簡素化による開発スピードの向上、Blue/Greenデプロイメントの標準化による安全なリリース運用などを見込む。NTTドコモは、年間1620万人以上が来店するドコモショップと、年間約5.3億人が利用するオンラインサービスを支える基盤で、トラフィック急増時の安定稼働と開発・運用のアジリティ向上を目指すとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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