360度パノラマの世界へようこそ
ところが、画面下の「カメラ」のアイコンをタップしたときから世界が変わる。吾輩もここから先はネ申アプリであることを確信した。このカメラのアイコンを押して、表示される画面を一度タップして、カメラをゆっくり360度動かしてみよう。あらゆる360度なのであらゆる角度である。真上から真下まで全部ゆっくり動かしてよい。すると、自動的にパノラマ撮影が行われるのだ。その撮影がネ申なのである。写真を分析し、さらにiPhoneの角度を認識し(してるかどうかわかりませんが・・・笑)、写真のつなぎ目を上手に補正してくれるのである。こんなに簡単にiPhone上で360度パノラマ撮影ができてしまうのである。

そして撮影が終了したら、「finish」をタップする。ここからがさらにネ申なのだ。撮影した複数の写真(これは何枚でもかまわない)をつなぎ合わせる作業をiPhone上で行うのである。いちいちPCに取りこむだとか、つなぎ部分を補正するだとか必要ない。それはネ申アプリの仕事である。吾輩はじっとこの作業を待つ。もちろん、気の短い吾輩のために、この作業をスキップしてあとでまとめて行うこともできるようになっている。

こうやって作られたパノラマ写真テクノロジーのことを「Photosynth」という。実は今や世界中の人たちがこのテクノロジーで写真を撮影・公開しはじめているのである。こうやって、iPhone上にとりためられたパノラマ写真の数々はWindows Live IDやFacebookのアカウントなどを使ってネット上にアップして、共有することができるのである。

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西脇 資哲(ニシワキ モトアキ)
マイクロソフト株式会社 テクニカル・ソリューション・エバンジェリスト。 IT業界屈指のカリスマプレゼンター/デモンストレーター。日本オラクルで10年以上製品のマーケティングを担当。基本的にインターネット関連製品に軸足を置いている。パッケージソフトウェア開発経験、ISP起業経験あり。特技は弁当解説。趣味はカレー。日々のつぶやきはこちら https://twitter.com/waki
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