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物理設計はデータベース管理者のキホン ―9月の人気記事

第3回


物理設計の重要性

 さて今回は、ランキングから離れて、私が先日実施した物理設計セミナーから、読者の皆様にポイントをご説明したいと思います。

 システムを構築する上で、インフラ面からのタスクとアプリケーション面からのタスクがあります。

 大きなプロジェクトになると、「インフラチーム」「アプリチーム」という形で明確に組織が分かれたりしますが、インフラは主に非機能要件、例えば性能・可要性・セキュリティ・拡張性といった設計にたずさわります。ハードウェア/ミドルウェアを扱うのもインフラ担当ですね。アプリは、アプリケーションの仕様、画面生成、データ設計、データ連携などアプリケーションの機能を扱います。インフラ、アプリにそれぞれプロジェクトマネージャがいて、各フェーズでコミュニケーションをとりながらシステム開発を進めていく、というのが、ある程度以上のプロジェクトでしょう。

 その中で、DB物理設計は、インフラチームの基本設計/詳細設計のタスクにあたります。DBの論理設計はデータ設計になるため、APチームのタスクにあたります。

 DBの物理設計は、システムの最重要コンポーネントである「データベース」に対して、ハードウェアの構成、運用・監視、耐障害性、バックアップといった非機能要件を設計・実装するものです。そのため、システムを『安定稼動』させる上で、最も重要なコンポーネントです。

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デフォルト値を理解する

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矢木覚(ヤギサトル)

  Oracle ACE SIerにおいて、Oracle Databaseの最新技術を用いた、企業システムの基幹システム設計/構築に携わる。大規模RACやOracle Exadataによるシステム設計・データベース統合等を行ってきた。その経験を基に、現在ではオラクルの技術を広めるエヴァ...

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