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「破壊的イノベーション」に成熟企業はいかに対処するのか-「フューチャーバック」による戦略策定

イノサイト社COO、ケビン・ボーレン氏初来日セミナーレポート(第1回)


2013年5月16日、野村コンファレンスプラザ日本橋にて「ついにジレンマは終わる!!“イノベーションのジレンマ”で有名なクリステンセン教授のイノサイト社初来日セミナー」が開催された。招聘・主催は日本におけるイノサイト社のパートナーであり、イノベーションコンサルティングを行っているINDEE Japan社。講師はイノベーションの理論と実践で著名なクライトン・クリステンセンが設立したイノサイト社のパートナー兼COOのケビン・ボーレン氏が務めた。ボーレン氏は、豊富な事例とグループディスカッションを交え、イノベーションを継続的に起こしていくための方法論を分かりやすく講義した。全3回にわたり、レポートする。

BMG+デザイン思考=新しいビジネスモデルを生み出すための方法論
デザイン思考とケースで学ぶ「ビジネスモデル・イノベーション」ワークショップを開催します!!
   

未来からのバックキャスト、チャンス・オペレーション、シナリオプランニングなど、新しいビジネスモデルを生み出すための方法論もお伝えしていきます。
講義中、実際のケーススタディも導入、他の業界への応用可能なビジネスモデル事例をふんだんに取り入れた、実践的ワークショップです。

 

日時:7月4日(木) 13:00~17:30(受付開始は12:30)

受講料:38,000円(税込39,900円)

会場:翔泳社(東京・四谷三丁目)

お申込・詳細 ⇒ こちら!

破壊的イノベーションに「戦略・能力・加速」の3つのポイントで対抗する

図表1. 破壊的イノベーションのモデル
left
写真.イノサイト社のパートナー兼COO
   ケビン・ボーレン氏

 まず、イノベーションを2種類に分けて整理しておこう。既存製品のバージョンアップなど、すでに確立した製品やサービスを改良していくのは「持続的イノベーション」である。これに対し、「破壊的イノベーション」は、既存の前提を破壊され、方向が再定義されるときに起こる。

 歴史的には、帆船から蒸気船への転換、電報から固定電話や携帯電話へと交代してきた通信手段の変遷などがその例となる。そのペースは業種によって異なるが、破壊的イノベーションは産業界で繰り返し起こっている現象である。

イノサイト社のイノベーション・チェックポイントは「戦略・能力・加速」

 世界的にイノベーションと変化のペースはますます加速していると言われるが、こうした事業環境の中で、企業はどうすればイノベーションを繰り返し起こしていけるのか。イノベーション支援の際、イノサイト社が焦点を当てるのは次の3点である。

  • 戦略(Strategy):市場の破壊的変化に備えて、どのくらいイノベーションが必要とされているかを戦略的に策定すること。
  • 能力(Capabilities):イノベーションを通じて継続的に成長していくための組織能力を確立すること。
  • 加速(Acceleration):インパクトある新事業の設計と立ち上げを加速すること。

 以下、この3点を順に見ていこう。

次のページ
「市場の破壊的変化」に備え、戦略を策定する

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この記事の著者

有須 晶子(アリス ショウコ)

上智大学外国語学部英語学科卒業。翻訳会社、編集プロダクション勤務を経て、現在はフリーランスの編集者・翻訳者・ライター。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/4752 2013/06/06 15:42

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