破壊的イノベーションに関する記事とニュース
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2014/06/18
イノベーションブームは何かおかしい--中計に潜む落とし穴
「イノベーション」という言葉は頻繁に使われるようになったものの、その実態や起こし方というものを私たちは把握できているのでしょうか。1997年出版の『イノベーションのジレンマ』の出版以来、イノベーションを目指す企業は増えています。しかし、どこか本質をとらえきれていないと言わざるを得ません。ここで改めてクレイトン・クリステンセンの原則を踏まえ、いかにしてジレンマを乗り越えるのかを議論してみたいと思います。
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2014/06/04
クリステンセン流の事業づくり手法「Future Backアプローチ」とは何か?
『イノベーションのジレンマ』を執筆した「有名すぎる経営学者」クレイトン・クリステンセンは破壊的イノベーションについて調べただけでなく、打開策についても研究と実践を重ねました。大企業は規模の大きな既存事業を持っているがゆえに、革新的な技術に対して、出遅れ、中途半端な取り組みになってしまい、新興企業にその座を一気に奪われます。ジレンマが起きる原則を踏まえなければ、変革は成功しません。では、クリステンセンが設立したInnosightがどのように大企業におけるイノベーションに取り組むのか見ていきましょ...
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2014/03/07
教育業界の破壊的イノベーションも「辺境」から―ユーザーの価値になる課題解決とは?
「教え方」を一人ひとりの「学び方」とを一致させることができれば、どれだけ教育は良くなるのだろう。このミスマッチを解決すべく『教育×破壊的イノベーション』はアメリカを舞台に想定された2008年に書かれた改革シナリオだ。MOOCs等、IT技術の発展により日本も改革への条件は整いつつある。出版から6年経った今、日本語で改めて読んでみよう。
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2013/12/13
なぜd.schoolの教科書は「ジレンマ」ではなく「解」なのか-破壊的イノベーションの捉え方
今回紹介するのは『イノベーションのジレンマ』に続く関連書として出版された『イノベーションへの解(原題:innovator’s solution)』だ。本書は理論の扱い方をテーマとしており、9つの意思決定状況においてそれぞれ有益な理論や考え方が紹介されている。本記事では、理論をいかに扱うかという前提の話や、9つの理論的枠組の中から「顧客の用事」や、「ローエンド型破壊」「新市場型破壊」といった破壊的イノベーションについて触れる。
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2013/06/12
イノベーションに潜む「不確実性とリスク」をコントロールしなければ新規事業は成功しない
2013年5月16日、野村コンファレンスプラザ日本橋にて「ついにジレンマは終わる!!“イノベーションのジレンマ”で有名なクリステンセン教授のイノサイト社初来日セミナー」が開催された。前回は組織にイノベーションのDNAを根づかせる方法を解説した講演2部を、前々回は、成熟企業が破壊的イノベーションにどのように対峙するかを解説した講演1部をレポートした。今回は、最終回となる講演3部をレポートする。新規事業に潜むリスクとそのコントロール方法だ。
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2013/06/05
「イノベーションのDNA」を組織に根付かせる方法
2013年5月16日、野村コンファレンスプラザ日本橋にて「ついにジレンマは終わる!!“イノベーションのジレンマ”で有名なクリステンセン教授のイノサイト社初来日セミナー」が開催された。前回は、成熟企業が破壊的イノベーションに対してどのように取り組むのか?というテーマで行われた講演第1部の内容をレポートした。今回は、「イノベーションのDNA」を組織に根付かせるための仕組みと海外での事例を紹介した講演第2部をレポートする。
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2013/05/29
「破壊的イノベーション」に成熟企業はいかに対処するのか-「フューチャーバック」による戦略策定
2013年5月16日、野村コンファレンスプラザ日本橋にて「ついにジレンマは終わる!!“イノベーションのジレンマ”で有名なクリステンセン教授のイノサイト社初来日セミナー」が開催された。招聘・主催は日本におけるイノサイト社のパートナーであり、イノベーションコンサルティングを行っているINDEE Japan社。講師はイノベーションの理論と実践で著名なクライトン・クリステンセンが設立したイノサイト社のパートナー兼COOのケビン・ボーレン氏が務めた。ボーレン氏は、豊富な事例とグルー...