SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2022

2022年6月28日(火)13:10

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

オープンクラウドの基礎知識

オープンクラウドの基礎知識[5]SDN/OpenFlowがもたらす業界構造の変化


サーバーの仮想化やクラウドの普及に伴い、ネットワークの構成をソフトウェアで柔軟に設定できる仮想ネットワーク「Software Defined Networking(SDN)」への注目が高っており、各事業者のSDN市場へ参入を加速させ、業界構造は大きく変化しようとしている。

ネットワークをソフトウェアで制御するSoftware Defined Networking(SDN)

 サーバーの仮想化やクラウドの急速な進化などにより、統合管理や運用自動化が進む一方で、ネットワークは従来のハードウェア機器構成で、トラフィックの急速な増減に伴うネットワークの増設や変更、運用の自動化が大きな課題となっており、ネットワークの構成や機能の設定をソフトウェアによってプログラマブルに行える「Software Defined Networking(SDN)」というコンセプトが注目されている。

SDNを実現するOpenFlow

 「Software Defined Networking」を実現する代表的な技術として位置づけられているのが「OpenFlow」である。OpenFlowは、2008年ごろからスタンフォード大学を中心に「OpenFlowスイッチングコンソーシアム」が設立され、2011年3月21日には「OpenFlow」などの新世代のネットワーク技術の普及促進を目的に「Open Networking Foundation(ONF)」が設立され、標準仕様の策定が進められている。

 ONFには、グーグル、フェイスブック、マイクロソフト、ベライゾン、ドイツテレコム、NTTコミュニケーションズなどのキャリアやクラウド事業者で構成されるボードメンバーと、シスコシステムズ、ヒューレッドパッカード、IBM、NEC、VMwareなど、2013年4月現在では、100社を超える企業が参加をしている。

 2013年4月15日から17日までカリフォルニア州サンタクララでONF主催の「Open Networking Summit 2013」が開催され、日本からはNTTコミュニケーションズやNECなどが参加している。

 OpenFlowの特徴は、既存のネットワークでは、コントロールプレーンが一体化し1台のネットワーク機器が持つ機能を持っているのに対して、OpenFlowはネットワークの経路制御機能(コントロールプレーン)とパケット転送機能(データプレーン)に分離している点にある。

 OpenFlowは、コントロールプレーンの機能とアプリケーションを管理する機能を持つ「OpenFlowコントローラー」、「OpenFlowコントローラー」からの指示に従ってパケットの転送(フォワーディング)の処理を行う「OpenFlowスイッチ」、「OpenFlowコントローラー」と「OpenFlowスイッチ」とを接続する標準インターフェースの「OpenFlowプロトコル」の3つから構成されている。

図:OpenFlow/SDNの構成イメージ

 SDN/OpenFlowの登場により、スイッチやルータなどのネットワーク機器は、OSやミドルウェア、アプリケーションが統合された垂直統合型から、各機能レイヤーを分離してオープンなインターフェースでつなぐアーキテクチャーへとシフトしつつある。アプリケーションからマルチベンダー対応でSDN/OpenFlowコントローラを制御できる「Northband API」の実装も進められている。

 これにより、ユーザーやベンダーは、独自のアプリケーション追加やメーカごとに異なるプロトコルを持つネットワーク機器を統合管理し、稼働状況や運用にあわせてソフトウェアによる迅速かつ柔軟な構成管理・設定でき、大規模で複雑な構成のネットワークへの対応も可能となる。さらには、ネットワーク構成を意識することなくデータセンター間のライブマイグレーションの対応など、データセンターのリソースの有効活用も可能となる。

次のページ
SDN/OpenFlowの国内外の導入事例

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
オープンクラウドの基礎知識連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

林 雅之(ハヤシ マサユキ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/4757 2013/04/30 12:37

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

2022年6月28日(火)13:10

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング