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オープンソースの分散ストレージを商用化したRed HatとHPによる「ニアライン・ストレージ」に注目


 企業のデータは増え続けている。今後、企業が持つデータは年平均で40~60%増加するという試算もある。ビッグデータの活用やコンプライアンスなどを背景に企業が保管しなくてはいけないデータ量は増え、その要件も多様化している。このニーズに応えるのがニアライン・ストレージという新しいソリューションである。このソリューションを提供するHPの担当者に話を聞いた。

オンラインとオフライン、それぞれのストレージニーズ

 従来ストレージとして代表的なのはオンラインストレージとオフラインストレージであった。前者は常時稼働と高速なアクセスが求められるストレージ。SASやSATAディスク、SAN(Storage Area Network)などにあたり、基本的に1つのサーバーからしかアクセスできず、容量追加も気軽にはできない。後者はまとまったデータの長期保存用アーカイブなどに用いられ、必要な時に接続して利用するもので、テープや光学メディアなどにあたる。アーカイブを目的とするため、読み出しは低速で、人による装置への接続の手間と、相当の読み出し時間が必要となる。

 最近、音声データや映像データなどのリッチコンテンツの格納先となるメディアサーバー、ログ保管、バックアップなどでストレージを必要としている現場から多く寄せられている声には「必要になれば大容量(ペタバイト級まで)拡張できるものがほしい」、「テープのように読み込みデバイスを維持したり読み出しに時間がかかるのは困る。超高速でなくてもいいが、オフラインストレージより手軽に速くデータにアクセスしたい」、「災害対策として遠隔地に複製を作成したい」、「障害時のデータ消失を最小限にしたい」などがある。これらを集約すると、必要に応じて大容量に拡張可能で、ディスクアクセスのスピードは最高級でなくてもいいが、それなりの速さと可用性、データアクセスの容易さを備えていることがストレージに求められていることが分かる。

ニアライン・ストレージが注目される理由

日本ヒューレット・パッカード
テクノロジーコンサルティング統括本部
ソリューション開発本部
コアテクノロジー部 コンサルタント
大矢俊夫氏
日本ヒューレット・パッカード テクノロジーコンサルティング統括本部 ソリューション開発本部 コアテクノロジー部 コンサルタント 大矢俊夫氏

 昨今のストレージ事情について詳しい、日本ヒューレット・パッカードの大矢俊夫氏はこう語る。

 「これまで一般的にはデータ容量やアクセス頻度でオンラインストレージとオフラインストレージのいずれかを選択してきました。しかし要件は二者択一に収まらず、オンラインストレージよりも大容量で、オフラインストレージよりも高速にアクセスできるものが注目されています。それがニアライン・ストレージです。予算の制限や増加量の予測が容易ではないことから、スモールスタートできてスケーラブルであるという理由で喜ばれています。」

 ニアライン・ストレージには、オンラインストレージ(NAS)にNFSやCIFSプロトコルで接続するものや、ストレージ上のオブジェクトにREST APIで接続するOpenStack Swiftがある。前者は専用アプライアンスとして提供されることが多くスケーラビリティに限界があり、後者はREST APIに制限されてしまう。

 そこでHPがお勧めするのがRed Hat Storage であると大矢氏は言う。オープンソースの分散ストレージ・ソフトウェアとなるGlusterFSをRed Hatが製品化したものだ。スケールアウトで大容量を保存可能で、耐障害性に優れ、多様なアクセス方式を受け入れることが可能なので、先述したようなコンテンツサーバー、ログ保管、バックアップなどのストレージに最適である。(以下、ダウンロード資料に続く)

※資料公開は終了しました(2014/1/29)

Red Hat Storageとは
Red Hat Storageとは
Red Hat Storage のアーキテクチャ
Red Hat Storage のアーキテクチャ
Red Hat Storageの紹介記事ダウンロード



本記事にご関心いただいた方は、ぜひこちらから記事全文と詳細を記した資料をダウンロードください。



 

 

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